いま、日本で最も話題を集める野球選手と聞けば、みなさんは誰を思い浮かべますか?
日本球界にも当然素晴らしい選手はたくさんいますが、やはり多くの人が名前を挙げるのは大谷翔平選手でしょう。
打って投げて走れる、まさに三拍子がそろった日本を代表するスタープレイヤーの一人です。昨年末には、メジャーリーグの「ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)を受賞するなど、その名を世界にも轟かせています。(ちなみに、日本人ではイチロー以来17年ぶりの快挙、二刀流では史上初の受賞でした・・・!)
今回は、2013年プロ入団から現在に至るまでの大谷翔平選手の年俸の推移を見ていきます!
世界で活躍する大谷選手は一体いくら稼いでいるのでしょうか!?
大谷翔平の年俸推移①北海道日本ハムファイターズ時代
現在も若干24歳の大谷選手は、2013年にプロデビューを果たしています。
高校時代は、岩手県の花巻東高校で活躍し、プロ入り前からマスコミや球団関係者の方から大きな期待を寄せられてました。
満を持して臨んだドラフト会議では、北海道日本ハムファイターズが交渉権を獲得し、ドラフト1位で入団を決めました。
北海道日本ハムファイターズ時代の年俸の推移を見ていきましょう!
年 | 年齢 | 年俸 |
2013 | 19 | 1,500万円 |
2014 | 20 | 3,000万円 |
2015 | 21 | 1億円 |
2016 | 22 | 2億円 |
2017 | 23 | 2億7,500万円 |
大谷翔平選手は周囲の期待にたがわない素晴らしい活躍を日本ハムでしていきました。
年俸の推移を見ても分かるように、高卒プロ入りからわずか3年での1億円プレイヤーの仲間入りを果たしています。高卒3年目での年俸1億円到達は、西武時代の松坂大輔投手以来、史上二人目の快挙となります。
3年目以降は投手と野手の二刀流も実現し、日本球界を大いに盛り上げるスタープレイヤーに上り詰めました。
年俸としても右肩上がりを続け、メジャーリーグ挑戦前の2017年には、2億7,5000万円を記録しました!
大谷選手が、日ハム時代に残した記録はまだまだあります。
- 投手として通算本塁打48本。それまで歴代1位だった金田正一選手の38本を大きく引き離す。
- 日本プロ野球史上初「10勝100安打20本塁打」達成
- プロ野球ベストナインで「投手」「ベストDH」で史上初のW受賞。受賞した2016年には、MVPと日本プロスポーツ大賞にも選出。
- 日本最速165kmをマーク
- 日本プロ野球にいながら、ニューヨークポストの「メジャーリーグで今年最も興味深い選手50人」に選ばれる
若干20歳前後の選手が、これほどの記録を打ち立てたのにはびっくりですね。
大谷翔平の年俸推移②エンゼルス入団!
入団わずか5年で3億円プレイヤーに迫る勢いで実績を付けた大谷翔平選手は、6年目の2018年にメジャーリーグに移籍を決断します。
メジャーリーグというとやはりアメリカンドリームという言葉にも象徴されるように、莫大な年俸を獲得しているのではないかと思いますよね。
そこで、メジャーリーグ挑戦1年目の2018年の大谷翔平選手の年俸を見てみると、
年 | 年齢 | 年俸 |
2018年 | 24歳 | 6,000万円 |
なんと、驚くべきことに年俸が日ハム時代のわずか4分の1になっています!!
十分な実績をもってメジャーリーグに挑戦したにも関わらず、大幅に年俸は下がってしまっているのです。
やはり日本の若者がメジャーでいきなり高年俸は無理だったのか、と思ってしまうかもしれませんが、実はこれにはからくりがあるのです。
メジャーに行って大谷の年俸が激減!?その理由とは?
大谷翔平の年俸が低いのは上限ルールがあるため!
メジャーリーグでは選手の年俸や契約に関して細かな規則が存在します。
特に大谷翔平選手の場合には現地人たちから見れば「外国籍選手」という認識がなされます。
メジャーリーグにおいて、プロ野球選手として認められる経歴は、25歳以上の選手であり、かつアメリカ国内でのプロキャリアが6年以上あることが条件とされています。
いわば、日本におけるスター選手だった大谷翔平選手も、メジャーリーグではアマチュア選手として契約上は扱われているのです。
ですから、年俸の金額もメジャーリーグで定められている最低保証額の6000万円に据え置かれているのです。
また、来年以降も大幅な年俸アップは期待できません。
というのも、メジャーリーグに3年以上在籍している選手でなければ、年俸交渉中の調停は認められないという協定があります。
ですから、大谷翔平選手が自らの能力や成果に見合った年俸を交渉できるのは2021年以降となりそうです。
とはいえ、大谷翔平選手だけが異常に年俸が安いというわけではありません。
例えばア・リーグ、ナ・リーグの新人王候補であるヤンキースのトーレス選手、アンドゥハー選手、ブレーブス所属のアクーニャJr選手、ナショナルズのソト選手、といった若手有望株の選手たちも大谷翔平選手と同水準の年俸が設定されています。
年金制度など長期的にみて魅力あるメジャーリーグですが、若手のうちはある程度年俸が上がりにくいという面もあるようです。
こうした背景があるため、大谷選手の過去最高年俸は、日本ハムファイターズ時代の「2億7,500万円」ということになります。
現在は、肘の故障で戦線離脱している大谷選手ですが、2018年にはメジャーでも大きな存在感を示しました。今後、どれほどの年俸を稼ぐのか今からワクワクしますね!
メジャーリーグでの大谷翔平選手の評価は!?2019年以降、高額年俸の可能性はある?
協定が理由となり現在は6000万円という設定になっていますが、メジャーリーグでも大谷翔平選手の評価は非常に高くなっています。
オープン戦こそは打率が1割台、防御率は20点台とともに乱調でしたが、結果的には22本塁打&4勝という立派な二刀流を実践して見せました。
今期はけがの影響もあり、1年間を通しての活躍が出来なかったことを考えると、万全の状態で1年間プレーが出来れば更なる成績も期待できるでしょう。
他球団関係者の中には、メジャーリーグでのトリプルスリーの実現も期待する声も上がっており、ファンからは大谷翔平の名前と掛けて、「Show Time」というパフォーマンスも行われるようになるほど高い評価を得ています。
さらに、米メディア「ブリーチャレポート」では、「MLBマネーボール・パワーランキング:必要以上に支払っている球団は?」と題して、各選手の価値を算出。年俸以上に活躍した選手や高額年俸の期待を裏切ってしまった選手を各チームごとに紹介しています。
大谷選手は、エンゼルスのベスト5入りを果たし、年俸に見合った活躍を見せてくれた「コスパの良い」選手として名を連ねました。
現在、トミー・ジョン手術中の大谷選手ですが、復帰後の活躍を海外メディアも注目しているといって良いでしょう。
また、契約上メジャー3年目までは年俸アップはできない仕組みになっていますが、その活躍を受けて異例の特例救済措置を検討してもいいのではないかといった話もでています。また、現地ジャーナリストからは、
あと2年待って25歳になってからメジャーに挑戦すれば、総額300億円契約とも言われていた。
という話も出ているくらいです。
いずれにせよ、今のままの成績でいけば2021年に年俸がアップすることは間違いないのではないでしょうか。どれだけの大型契約になるか今から目が離せませんね。
メジャーリーグの年俸ランキング!トップ選手はいくら稼いでる?日本人は?
メジャーリーガーの年俸ランキングトップ10を紹介!
では、メジャーリーグのトップ選手の年俸がいくらくらいなのでしょうか?早速トップ10選手の年俸を見ていきましょう!
ランキング | 選手名 | 所属 | 年俸 |
1位 | マイク・トラウト | エンゼルス | 37億5100万円 |
2位 | クレイトン・カーショー | ドジャース | 35億5300万円 |
3位 | ザック・グレンキー | ダイヤモンドバックス | 35億2000万円 |
4位 | デビット・プライス | レッドソックス | 33億円 |
5位 | ミゲル・カブレラ | タイガース | 33億円 |
6位 | ヨエニス・セスペデス | メッツ | 31億9000万円 |
7位 | ジャスティン・バーランダー | アストロズ | 30億8000万円 |
8位 | ジョン・レスター | カブス | 30億2500万円 |
9位 | アルバート・プホルス | エンゼルス | 29億7000万円 |
10位 | ジェイソン・ヘイワード | カブス | 28億6000万円 |
年俸30億円超えが続出という結果に!さすがはメジャーといったところでしょうか。
これを見ると、メジャーリーグのトップ選手たちは大谷翔平選手のおよそ50倍にも上る年俸を得ていることが分かりますね。
ちなみに、現在の日本プロ野球の年俸ランキングのトップは、巨人の菅野選手で金額は、「6.5億円」です。
日本でもプロ野球は大人気のスポーツですが、やはりメジャーと比べると年俸は大きく変わってくるんですね。
日本人メジャーリーガーの年俸ランキングは!?
2018年には日本人として8名の選手がメジャーリーグで登録されています。
ここでは日本人選手に絞って、年俸ランキングを見ていきます!
ランキング | 選手名 | 所属 | 年俸 |
1位 | ダルビッシュ有 | カブス | 26億7000万円 |
2位 | 田中将大 | ヤンキース | 23億円 |
3位 | 田沢純一 | マーリンズ | 7億5000万円 |
4位 | 前田健太 | ドジャース | 3億3000万円 |
5位 | 平野佳寿 | ダイヤモンドバックス | 3億2000万円 |
6位 | 牧田和久 | パドレス | 2億円 |
7位 | イチロー | マリナーズ | 8000万円 |
8位 | 大谷翔平 | エンゼルス | 6000万円 |
上位の二人はケタ違いの年俸を得ていることが分かりました。
メジャー上位選手と比べてもそれほど遜色ない待遇を受けているといえるので、日本人選手が高く評価されていることもわかりますね。
大谷翔平選手の今後のメジャーでの活躍に期待!
今回は、大谷翔平選手の2013年から2018年にかけての年俸の推移をご紹介していきました。
メジャーリーグに挑戦後は、協定により制限がかかってしまいましたが、まだまだ若く将来性あふれる選手なので、歴代日本人の最高額の年俸をもらえるような活躍を期待したいですね!
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