年々認知度が上がってきている、日本のプロバスケットリーグのbリーグ(B.LEAGUE)ですが、観客動員数も増加の一途を辿っていて、これからますます盛り上がっていくことが予想されます。
では、そんなbリーグで活躍する選手たちは、どれほどの年俸をもらっているのでしょうか?
また、田臥選手や富樫選手などのスター選手が貰っているであろう最高年俸についても調べました!
併せて、日本のこれからの期待できるバスケ選手も紹介します。将来のNBA選手もいるかもしれないので、そちらも是非チェックしてみてください!
NBA選手の年俸ランキングは以下から!
bリーグ選手の年俸は平均いくら!?
先に結論を述べると、bリーグの選手たちの正確な年俸は公表されていません。
どうやら、年俸を公開してはいけないという決まりがあるそうです。
しかし、bリーグに統合される前に存在したNBLやbjリーグの情報から推測するに、bリーグ選手の平均的な年俸は、600万円~1000万円ほどだと思われます。
もちろん、選手ごとにかなりの開きはあるでしょうが、恐らくこれぐらいでしょう。
さらに、bリーグの年俸を推測するための情報に、最高年俸と最低年俸があります。
bリーグの給与システムってどうなってるの?
選手の給料の内訳は?年俸以外に収入はある?
bリーグ選手の収入の内訳は大きく分けて4つに分けられます。
- 年俸
- 出場給
- 勝利給
- スポンサー料
出場給や勝利給は、いわゆるインセンティブで、選手によってかなり変動が激しそうですね。
最も稼いでいる選手でいくら位貰ってる?
bリーグの最高年俸については、bリーグの大河チェアマンの取材にて、参考となる発言がありました。
――Bリーグとして「東京五輪までに1億円プレーヤーを出す」という目標を掲げています。日本人選手で今一番年俸の高いプレーヤーはどれくらいの金額になっているのでしょうか?
もらっている選手は5000万円強。5000万円から6000万円だと思いますね。外国籍選手はもう少し高い例があります。(年間の売り上げが)10億円を超えるチームも出始めていますから、払おうと頑張れば1億円払える体力はついているんです。
Sportsnaviより
日本人選手の最高年俸は5000万円~6000万円ということがわかりました。
では、日本人の最高年俸をもらっている選手は誰なのかという話ですが、思いつくのは日本人初のNBAプレイヤーで、初代王者栃木ブレックスの田臥勇太選手や、観客動員数でリーグトップの千葉ジェッツに所属する富樫勇樹選手が挙げられます。
さらに、bリーグでは2020年の東京オリンピックまでに1億円プレイヤーを出すという目標を掲げていて、現に1億円払おうと思えば払えるチームも出ているとのことです。
これからのbリーグが楽しみですね!
bリーグでは最低年俸が保証されている!
ただし、bリーグには規定の最低年俸と、新人に関する報酬の規定があります。
- 最低年俸:300万円
- 新人の報酬限度額:460万円
- 新人の試合出場インセンティブ:5万円
- 新人の試合勝利インセンティブ:8万円
bリーグの初年度の規定最低年俸と、新人に関する報酬の規定は、以上のようになっています。
bリーグの規定最低年俸は300万円でした。
実際にこの年俸の選手がいるかは不明ですが、仮にいた場合、生活は決して楽とは言えなそうです。
bリーグクラブ収益ランキングTOP10を発表!
では、bリーグのクラブの収入はどうなっているのでしょうか?
そもそもクラブの売上内訳って?
bリーグのクラブの売り上げの内訳は、以下のようになっています。
- スポンサー料:40%~50%
- チケット収入:20%~30%
- 物販収入:5%~10%
- その他(配分金や、ユース・スクール収入など):5%~10%
スポンサー料が一番多いということがわかりました。
今後は、チケットの収入や物販の収入などを、スポンサー料に近づけていきたいですね。
2018年度に最も売上をあげたチームはここ!収益ランキングTOP10
bリーグのクラブの売り上げは、毎年公表されています。
2017~2018シーズンの全32クラブの合計営業収入は195億円でした。
2016~2017シーズンは150億円だったので、約3割の増加ですね!
また、営業収益のTOP10チームは以下の通りです。
1位 千葉ジェッツ:14億2704万円
2位 シーホース三河:13億4696万円
3位 大阪エヴェッサ:12億4404万円
4位 栃木ブレックス:12億66万円
5位 アルバルク東京:11億6391万円
6位 川崎ブレイブサンダース:11億2367万円
7位 琉球ゴールデンキングス:9億7347万円
8位 サンロッカーズ渋谷:7億8659万円
9位 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ:7億2022万円
10位 横浜ビー・コルセアーズ:7億1259万円
2017-18シーズン(2017年度)のクラブ決算概要より
田臥選手率いる栃木ブレックスや、富樫選手率いる千葉ジェッツが、上位に入っていますね。
一方、B2クラブの中では、7チームが債務超過状態となっている苦しい状況のようです。
ただ、プロリーグが始まったばかりのころは、赤字チームが多いもので、たとえばサッカーのJリーグでは、以前は赤字のチームが多くありました。
ですので、bリーグのチームも、根強く運営し続けていれば、必ずファンは増えるので、是非踏ん張って、頑張ってもらいたいものですね!
アメリカNBAやマイナーリーグの年俸は?日本バスケ選手と比べて高い?低い?
ではここで、バスケットボールの本場アメリカのNBAと、そのマイナーリーグの年俸を見ていきましょう。
NBAの平均年俸はなんと7億円!!最高年俸は・・?
2016年~2017年のNBAの年俸のデータは以下の通りです。
- 平均年俸:620万ドル(約7億3,200万円)
- 最高年俸:3,100万ドル(約36億6,400万円・レブロン・ジェームズ)
さすがNBA、平均年俸も最高年俸も段違いですね。
NBAはアメリカの4大プロスポーツと言われる、バスケ・野球・アイスホッケー・アメリカンフットボールのリーグの中で、最も平均年俸が高いリーグです。
いくらなんでもNBAと、日本のbリーグを比べるのは無謀なので、NBAのマイナーリーグにあたる、dリーグの年俸についても調べてみました。
NBAのマイナーリーグ(dリーグ)の平均年俸は?
dリーグに関しては、平均年俸は不明です。しかし、最低年俸はわかりました。
dリーグの最低年俸は今まで、月3600ドル(約36万円)でしたが、dリーグ選手の経済的水準を引き上げるために、2018年~2019年リーグから月7000ドル(約70万円)に引き上げられました。
年換算すると、約980万円となります。bリーグの最低年俸の300万円に比べると、ずいぶん高いですね。
期待の日本人バスケットボール選手を紹介!
では、ここで日本の期待されるバスケットボール選手を紹介します!
渡辺雄太選手
渡辺雄太選手は、バスケ界のレジェンド、田臥勇太選手以来、2人目となる日本人NBAプレイヤーです。
高校卒業後、田臥選手の助言を受けアメリカの大学に進学し、2018年からNBAのメンフィス・グリズリーズと契約を結んでいます。
渡辺選手はバスケットの花形であるオフェンスというよりは、ディフェンスが得意な選手です。
プレーの見栄えとしては派手なものではありませんが、チームには絶対に必要な存在ですので、武器として磨いて、NBAでさらに活躍してほしいですね!
八村塁選手
日本人バスケットボール選手として、史上最高の逸材と言われているのが、八村塁選手です。
八村選手はベナン(西アフリカ)人の父親と、日本人の母親を持つハーフの選手で、現在はアメリカのゴンザガ大学に在学しています。
高校時代は日本の明成高校に在学していて、ウインターカップ3連覇という、輝かしい成績を持っています!
彼はNBA入りを目指していて、大学でも大活躍していることから、NBA入りはほぼ間違いないといっていいでしょう。
日本人はバスケで世界に通用しないという時代は終わったのかもしれませんね。
田中バートン力
田中バートン力選手は、アメリカ人の父親と、日本人の父親を持つハーフの選手です。
まだまだ若く、なんと2002年生まれ!2019年の5月に17歳になります。
しかし、身長は今の時点でも186㎝と、同年代の中で飛びぬけているようです。
田中選手は、日本代表チームに史上最年少の15歳で選出されています。
そして、中学校卒業が、あの錦織選手も在籍した、アメリカのIMGアカデミーに入学し、NBA入りを目指すとのことです。
他にも、日本バスケ界の期待の星は沢山います。
これからの日本バスケ界がたのしみですね!
バスケ以外のスポーツ選手の年俸も調べてみよう!
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