皆さんは月にどのくらい公共交通機関を利用していますか?
毎日の通勤をはじめ、旅行や出張で遠方へ出かける際も、鉄道や飛行機など公共交通機関の利用は不可欠ですよね。
でも、そこでかかる交通費を今よりもっと節約できたら、さらに自由に使えるお金が増えて、普段の生活がもっと充実すると思いませんか?
今回は日々の通勤・通学からプライベートの旅行まで、日々のちょっとした工夫で交通費を安くできる方法を紹介します。
知っている、知らないでは大きく変わってきますよ!ぜひ最後までご覧ください。
全体的な交通費を節約する方法は?通勤でも使えるヒント!
無難に歩く
1番手っ取り早い方法は、交通機関に頼らず、自らの足で歩くという方法です。歩けばもちろん交通費はかかりません。
目的地まで歩くのは大変でも、2〜30分なら案外歩けてしまうものです。
私鉄からJRなど異なった路線に乗り換えが必要なルートの場合、乗り換えをせず一本で目的地まで行ける駅まで徒歩で行くと、全体的な交通費にかなり差が出てきます。
運動にもなって健康にいいですし、満員電車でストレスを溜めてしまうよりかは、歩いて気分をリフレッシュさせるのも良い移動方法かもしれませんね。
自転車を利用する
歩くのがしんどいという方は、自転車もおすすめです。
自転車なら徒歩に比べて移動できる範囲が増えますし、電車やバスがいけないような最短距離を選んで行くことができるため、思いの外時間が短縮できる場合もあります。
毎日の通勤なら、軽い力でスピードが出るクロスバイクやロードバイク、電動自転車を使うのがおすすめです。
ビギナー向けのクロスバイクは2万円程度から購入ができます。ひと月の定期代によっては、随分お得に通勤できるのではないでしょうか。
早割を利用する
飛行機や新幹線、高速バスは早割が設定されていることが多いです。
早割とは、乗車・搭乗日より一定期間以上早く予約を行うことで格安でチケットを購入することができる制度のことを言います。
例えば、JRの「EX早特21」では、21日前までの予約で新幹線「のぞみ」の早朝・日中の普通車指定席の予約を格安で行えます。
この制度を使うと、東京・名古屋間で通常11,090円かかる新幹線代を8,800円まで抑えることができます。
また、JALやANAの場合、3日前と75日前では20,000円ほどもの料金差があり、21日前と28日前では割引率が大きく変わります。
75日前から旅行の計画を立てるのはなかなか難しいかもしれませんが、長期休み前など、予定があらかじめわかっている場合は早めに予約をとってしまうのがお得です。
電車料金を節約する方法は?定期代を安くする方法も?
電車はほぼ毎日乗るものなので、日々の節約は少額でも、積み重なると大きな金額を節約することができます。
地道に頑張っていきましょう!
また、出張で新幹線を頻繁に利用される方は、新幹線にできるだけ安く乗る方法も紹介していますので、最後までご覧ください!
Suicaチャージと定期購入はクレジットカードで!
まだSuicaを持っていないならまずは作りましょう。切符を現金で買うよりも数円だけですがお得になります。
おすすめはクレジットカード付きの交通系ICです。
日々のチャージをクレジットカードで行うほか、定期券をクレジットカード一括払いで購入すると、その分だけポイントが貯まります。
貯まったポイントは交通系ICにチャージできるほか、様々なポイントに交換できるものが多いです。
たとえばPASMOと連動しているTo Me Cardでは、PASMOのポイントへの交換のほか、ANAのマイルや楽天のスーパーポイント、nanacoのポイントに変換ができます。
電車に乗るだけでポイントが貯まり、日々の買い物に利用できたらとてもお得ですよね。
交通系IC系のクレジットカードでなくとも、普通のクレジットカードを使うのでも、節約効果は大きいです。
2019年10月からは消費税増税によって、クレジットカードの需要も増えていますよね。
そこで、以下のページでキャッシュレス決済によるポイント還元に対応しているお勧めクレジットカードを紹介しています。是非参考にしてください!
定期券を分割して購入する
実は定期券を分割して購入することでお得になる場合があります。
例えば東京から南船橋までの定期券を購入するとしたら、金額は66,700円となります。しかし、これを東京ー舞浜(31,020円) +舞浜ー南船橋(31,020円)=62,040円となります。
これは半年での値段ですので、一年で考えるとなんと9,320円もお得になります。
なぜこのような現象が起きるのでしょうか?
それは、JRの運賃システムに原因があります。
JRでは通常距離に比例して運賃が高くなっていくのですが、私鉄と競合している区間は特別に安くしている場合があるんです。
つまり、安くなっている駅の区間を見極めて分割すれば、運賃に比例して値段が決まる定期券も安くすることができるというわけなんです!
回数券を利用する
回数券を買うのも手っ取り早く運賃を安くする方法です。有効期限内に使い切れるのであれば、駅の券売機で回数券を買うのがもっとも安く済む方法です。
JRの場合はクレジットカードで回数券を買えるところもあるので、そうするとカードのポイントが貯まる分だけさらにお得になります。
例えばJR東日本の場合、10回分の値段で11枚綴りの回数券を購入でき、一回分の運賃が節約できます。
普段の通勤には定期券を購入される方がほとんどだと思いますが、定期的な出張がある場合は検討してみてもいいかもしれません。
JRだけでなく、私鉄でも回数券は販売していますので、最寄りの鉄道会社に確認してみるといいですね。
青春18きっぷを利用する
青春18きっぷとは、年に3回、長期休みの時期に販売されるきっぷで、日本全国のJR線に、一日自由に乗り降りできるきっぷです。
”青春18”という名称が付いていますが、年齢に関わらず、誰でも利用できます。
青春18きっぷは5枚綴りになっており、5枚で11850円、1枚あたり2370円で、1枚利用すれば日付が変わらない限りは日本全国のJR線を自由に乗り降りできます。
例えば、10000円分の移動も2370円で移動することが可能です。とってもお得ですね!
しかし、注意しなければならないのは、普通列車にしか乗れない、という点です。追加料金が必要な特急号や特別号には乗車することができません。
また、販売期間も決まっており、2019年の販売スケジュールは以下のようになっています。
- 春:販売期間2月20日~3月31日、利用期間3月1日~年4月10日
- 夏:販売期間7月1日~8月31日、利用期間7月20日~9月10日
- 冬:販売期間12月1日~12月31日、利用期間12月10日~2020年1月10日
旅行期間が販売期間と重なっており、かつのんびりな移動でも構わないという場合は有効な節約手段であると言えます。
安くできるだけ遠くに行きたいという方にはぴったりの移動方法です!
株主優待を利用する
JRや私鉄各線は株主優待を行なっている場合があります。
お使いの鉄道会社が株主優待を行なっていないか確認してみましょう。
例えばJR東海の場合ですと、JR東海の株主優待券は1枚持っているとJR東海の運賃を10%安くできます。
1回で2枚まで使えて、2枚使うと20%安くなります。仮に10,000円の区間だったら8,000円になるという計算です。
しかし、注意しなければならないのは、JR東海が出している株主優待はJR東海が管轄している区間でしか使えないということです。新幹線であれば、新大阪から東京までの区間がJR東海の管轄なので、その区間を利用できます。
JR西日本やJR東日本の区間はJR東海の株主優待で割引することはできませんので注意する必要がありますね。
また、JR東海の株主優待券は自由席・指定席だけでなくグリーン車に乗った場合も同じような割引対象になります。
株主優待を利用して安くなったにも関わらず、グリーン車にアップグレードして新幹線に乗れるなんてお得すぎますね。
株主優待券の入手方法ですが、必ずしも株主になる必要はなく、ヤフオクやメルカリ、金券ショップなどに出品されているものを購入するのでもOKです。
私鉄によっては、株主優待乗車証を定期がわりにできる会社もあるので、一度お使いの鉄道会社によく確認してみるといいですね。
エクスプレス予約を利用する
エクスプレス予約とは、東海道・山陽新幹線を1年中お得な値段で利用できる会員制のサービスです。
例えば、新大阪–名古屋間の通常料金は6,760円ですが、エクスプレス予約を利用することで5,580円で購入することができます。
年会費はたった1000円(2019年10月時点)で、割引価格で新幹線に乗車することができるので、年に何回も新幹線を利用するという方は、是非入会しましょう。
ぷらっとこだまで新幹線に乗る
新幹線代を少しでも安くしたいという方はぷらっとこだまのご利用がおすすめです。
ぷらっとこだまは東海道新幹線の格安チケットで、新幹線こだま号の普通車指定席やグリーン車に安く乗ることができます。
通常東京ー大阪間を指定席のぞみで移動すると14,450円かかりますが、ぷらっとこだまを使えば、10,500円で移動できます。
デメリットとしては、時間がかかることです。
こだま号を利用すると、例えば東京–名古屋は約3時間、東京–新大阪間は約4時間かかります。
また、ぷらっとこだまは正確にはJRの切符ではなく、JR東海ツアーズという旅行会社が出しているツアーです。そのため、途中下車ができなかったり、前日までの購入が必須だったりと多少の制約があります。
時間がかかったり、多少の制約はありますが、東海道新幹線の中では最安値でチケットを手にいれる方法だと言えます。
飛行機料金を節約する方法!よく利用する方必見!
LCCを利用する
LCCとはLow–cost carrierの略で、 業務の効率化によって低い運行費用を実現し、低価格でかつサービスが簡素化された航空輸送サービスを実現している会社のことです。
日本語で別名格安航空会社とも言われ、有名なところでは、Peach、ジェットスター、スカイマーク、バニラエアといった会社があります。
例えば、ANAを利用して東京から大阪まで移動すると、早割を使っても15,500円程度はかかります。
しかし、LCCの一つであるPeachを利用すると、最安値はなんと3,490円です。これだけ交通費がおさえると旅行の選択肢も広がりますよね!
しかし、これだけ安いと安全性はちゃんと保証されているのかと不安になってしまいます。
でも安心してください。先ほども言った通り、LCCの安さは、人件費の削減や業務の効率化、サービスを簡素化することによって成り立っています。
決して飛行機の性能がおさえられていたり、安全性が守られていないという訳ではありません。
LCCを賢く利用して、お得に旅を楽しみたいですね!
マイルを貯める
LCCは格安で飛行機に乗れることで有名ですが、お住いの地域によっては格安航空便が運行していなかったり、或いは行きたいところに運行していなかったりするかもしれません。
そんな時のためにJAL・ANAでマイルを貯めておきましょう。
マイルとは、平たく言えば航空会社のポイントのようなもので、飛行機に乗るたびにポイントが貯まり、一定のポイントが貯まったら特典とポイントを交換することができます。
マイルを貯めておくと、特典の航空券がもらえるので、無料で沖縄に行くのも夢ではありません!
マイルを貯める上で特におすすめなのは、JALカードやANAカードと呼ばれるクレジットカードです。
これらのカードを使えば、ANA・JALを利用する際に通常のマイルカードよりもボーナスでマイルがもらえますし、日々の買い物でもマイルを貯めることができます。飛行機での出張が多い人や、海外旅行をすることが多い人には特におすすめです。
また、マイルを使って特典航空券をゲットすることもできますが、エコノミークラスからビジネスクラスやファーストクラスにアップグレードすることもできます。いずれにせよ、マイルは貯めておいて損はありません。
深夜早朝やオフシーズンを狙う
お盆・年末年始といった、事前に予定が立てやすく、旅行や帰省のしやすい時期は、乗客数も多いため、料金が高く設定されています。このような「繁忙期」「ピーク期」などと呼ばれる時期は年末年始、7〜8月、3月です。逆にオフシーズンと呼ばれているのは主に次のような時期です。
- 正月明け〜2月
- 4月上旬〜中旬
- ゴールデンウイーク明け〜6月
- 10月
ゴールデンウイークや長期休みの後は、旅行客も減り、料金が安くなる傾向にあるので、このような時期を狙っていくとかなり金額を抑えることができます。
また、時間帯にも気をつけると料金を抑えられることがあります。
人気のある出発時間帯は日中で、これがピークとすると、逆に早朝や深夜出発便はオフピークとなりますす。
そしてオフピークの時間帯に出発する人はピークよりも少なくなる分、その航空券も安く設定されていることが多いのです。
全ての日で深夜早朝便が最安値というわけではありませんが、最安値で購入できる日が多いというのは事実。
ANAの場合は、早割を利用すれば片道9,000円程で沖縄までいけてしまいます。
日ごろの積み重ねで交通費は節約できる!情報には敏感になろう!
いかがでしたか?
日頃のちょっとした積み重ねや、ちょっとした工夫で交通費は結構節約できそうですよね。
そのためにも、節約情報には普段から敏感になっておくことをおすすめします。
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