皆さんはカードローンについてどのようなイメージをお持ちですか?
多くの人が持っているであろうイメージは、「怖い」「借金取りに追いかけられそう」「なんとなくやめておいたほうが良さそう」などそれほど明るいイメージではないかと思います。
もちろん、自分のお金だけでやりたいことが全てできるのであればカードローンは必要ありませんが、給料日前にお金が必要になったりすることはよくあると思います。
そうした急なお金の必要をサポートしてくれるのが、カードローンという仕組みです。
今回は何かと怖そうなイメージが持たれがちなカードローンが一体どんなものなのかを初めての方にもわかりやすく解説していきます!
そもそもカードローンとは?キャッシングとの違いや仕組みを解説!
カードローンとは
カードローンとは、銀行などの金融機関が発行するカードを用いて、ATMであったり口座振込でお金を借りる方法です。
これから説明しますが、吉高由里子さんがCMをやっている三井住友銀行カードローンなどは皆さんも一度は目にしたり、耳にしたりした経験があると思います。
カードローンは素早く、そして便利に必要な金額を調達できるため非常に便利な仕組みではありますが、その利用には注意がいるものでもあります。
カードローンとキャッシングの違いは!?
しばしば似た概念として比較されるのが、キャッシングというものです。
キャッシングとは、クレジットカードに付帯しているキャッシング機能というものを用いて、ATMなどからお金を引き落とす方法になります。
キャッシングとカードローンの違いを簡単に述べると、カードローンの方がキャッシングに比べて金利が低く、借入限度額は大きく設定されていることが多いです。
ですので、キャシング機能は急にお金が必要になった場合以外はなるべく使用するのを避けた方が良いと言えます。
知っていれば危険じゃない!カードローンの仕組みや特徴を解説!
カードローンの特徴
カードローンには以下の3つの特徴があります。
- 無担保・無保証人で借入が可能!
- お金の使い道が自由!
- 借入回数に制限がない!
住宅ローンであれば、資金の使い道は住宅資金に限定されたり、フリーローンであれば使い道は自由でも借入が1回までに制限されたりしますが、カードローンはそうした制約はありません。
カードローンの3つの種類!
カードローンには主に3つの種類があり、
- 銀行
- 消費者金融
- 信販
に分かれています。
銀行は先ほども紹介した三井住友銀行カードローンや、バンクイック(三菱UFJ銀行カードローン)などです。
銀行カードローンは金利が低いのが大きな特徴です。
消費者金融カードローンはプロミスやアコムなどが該当します。
金利は銀行に比べて若干高いものの、審査や融資までのスピードが早いことが大きな特徴です。
信販系のカードローンは、知名度は銀行や消費者金融に劣るものの、金利が圧倒的に低かったり、口座開設なしで利用できるものもあるのが特徴です。
取り立てなどの危険ってないの!?
ドラマなどでは、お金を借りると職場や学校にまで怖い人が取り立てに来る場面などをよくみますよね。
しかし、近年では法律が整備されたこともあり、そうした過剰な取り立ては認められなくなっています。
現在では以下のような借金の取り立ては全て禁止されています。
- 夜間(夜9時から〜翌朝8時)での訪問や電話など
- 自宅以外の勤務先や学校への訪問
- 第三者への借金の有無の通知
- 張り紙や落書きによる借金の有無の公表
- 借りた本人以外への返済の請求
- 借りた本人の情報を第三者に無理やり聞き出す行為
- 借り手が拒否した上での訪問
こうした法律のおかげで、夜通し怖い人が家の前に張り込んでいたり、電話が昼夜を問わずなり続けたりといったことはできなくなりました。
ただし、本人と一切連絡がつかない状況であれば夜間の連絡や勤務先などへの連絡は例外的に認められるので、返済がうまくいかない場合でもしっかり連絡をしましょう!
カードローンの金利と利息って何が違うの?金利ってどのくらい!?
金利と利息って何が違うの?金利は高いのと低いのどっちがお得?
実際にカードローンの詳細を調べていくと、「金利が◯%!」といった記載が至る所でされているのを目にすると思います。
また似た意味の言葉として、利息という言葉もよく聞きます。
普段の生活ではなかなか使わない言葉なので、ここで簡単に説明してみましょう。
利息とは、お金を借りるときに借り手(カードローンを利用する人)が貸し手(銀行や消費者金融・信販など)に対して支払うべきお金のレンタル料のことです。
一方金利とは、元金に対する利息の割合をさします。
また実質年率などの言葉で記載がされることがありますが、こちらは金利とほぼ同じ意味と考えて構いません。
POINT!
- 利息とは元本以外にかかるお金のレンタル料のこと
- 金利は元本に占める利息の割合で借り手としては低いほうが望ましい!
金利は最大で20%!それ以上のところは借りてはいけない!
カードローンにおいて設定できる金利は出資法という法律で20%までと決まっています。
また、利息制限法という法律でも以下のように貸付け金額に応じて上限金利は15%~20%までと決まっているのです。
貸付け金額 | 上限金利 |
10万円未満 | 20% |
10万円以上100万円未満 | 18% |
100万円以上 | 15% |
ですから、上のような金利よりも高い金利を設定している貸金業者は違法なので、絶対に借り手はいけません!
おわりに
今回はカードローンとはどんなものなのか、金利と利息はどのように違うのかを中心に解説していきました。
法律が改正され、比較的以前よりは借りやすい環境にはなってきているものの、まだまだカードローンに対するハードルは高い人が多いかと思います。
ただ、うまく使えれば非常に生活を有意義なものにしてくれる仕組みではあるので、計画性を持って利用できるという方は使ってみると良いでしょう!
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