初任給が高い会社ランキング!平均は20万円、1位は驚きの月給50万円!?

10000円札と5000円札

社会人一年生がその会社の正社員として初めて受け取る初任給。

厚生労働省の平成29年の調査によれば、大卒者の平均初任給は20.6万円、高卒者は17.9万円となっています。

就職活動をしている、あるいはすでに社会人になった皆さんの中には、初任給が高い会社は一体いくら位貰っているのだろうと気になることもあると思います。

そこで、ここでは初任給が高い会社ランキング10社を発表し、各社の業界・設立年度・従業員数といった基本情報から会社の紹介をしていきます。

平均初任給を踏まえた上でこれからご紹介するランキングをご覧ください!

初任給が高い会社ランキング上位10社!

10位 オールアバウト 29.1万円

設立:2000年

業界:IT・通信

従業員数:266名

オールアバウトは、月間3,150万人のユーザーが利用する専門ガイドによる総合情報サイト「All About」の運営やインターネット広告で有名な会社です。

「All About」は、900名以上の専門ガイドを擁し、住宅・不動産、マネー、健康・医療、美容、デジタル、暮らし、ビジネス、グルメ、旅行などの多彩な分野を記事として扱っています。

インターネット広告事業においては、最新のアドテクノロジーへの対応やカスタマー行動データの活用など、スマホ時代への変化に応じたサービスの強化への取り組みが今後重要になってくると思われます。

9位 ウィル 29.8万円

設立:2006年

業界:不動産

従業員数:連結1240名

初任給ランキング第九位にはウィルの29.8万円がランクインしました。

ウィルは、不動産業だけでなく、建設業、リフォーム業、金融業、保険業、広告業、などと住まいに関わる全てを事業領域として「ワントップサービス」を提供しています。

創業以来、新卒採用のみを行なっており、新卒にかなり力を入れていることがわかります。現場で培った育成力を活かして、2014年からは教育事業にも参入。大阪大学・神戸大学の現役合格専門塾を展開しています。

業界の枠にとらわれず、様々な事業に積極的に取り組んでいるのが特徴です。

同4位 ユナイテッド 30.0万円

設立:1998年

業界:IT・通信

従業員数:連結373名

4位には、ユナイテッドをはじめ、5社がランクインする結果となりました。

ユナイテッドは、インターネット広告の領域で最先端テクノロジーを駆使した「アドテクノロジー領域」、広告会社としての高いマーケティング力を生かしゲーム事業を中心として展開する「コンテンツ領域」、メルカリへの投資にて実績をあげている「インベストメント領域」の三分野を中心に事業を行っています。

キラメックスやSmarprise、アラン・プロダクツ、フォッグなど、シナジーのある会社をいくつかも買収し積極的なグループ化を進めています。

第4位 楽天 30.0万円

設立:1997年

業界:IT・通信

従業員数:連結14,845名

日本を支えるメガ企業へと成長した楽天は初任給30万円で、ランキング第四位タイとなりました。

楽天はもともとネットショッピングから始まり事業を拡大していった会社です。現在ではEコマースに留まらず、金融業、旅行業、通信業などと幅広くサービスを展開し、それぞれの相乗効果を図った多角化企業の様相を呈しています。

グループの持続的な成長を促進するために「楽天経済圏」の強化を図り、今後は楽天市場事業等の本格的な海外展開を進めていくようです。

第4位 サイボウズ 30.0万円

設立:1997年

業界:IT・通信

従業員数:連結516名

サイボウズは国内中堅・中小企業向けグループウェア市場において10年連続シェアNo.1を獲得しているIT会社です。

2011年に開始したクラウドサービス「cybozu.com」は順調に発展しており、現在ではグループ売上の過半を占めるまでになりました。

第4位 CYBERDYNE   30.0万円

設立:2004年

業界:医療用機器

従業員数:114名

こちらも第四位タイの初任給30万円となっています。

2004年に筑波大学発ベンチャーとして設立されて以来、独自のサイバニクス技術を用いて医療・福祉分野をはじめとして新製品の研究開発から社会実装に至るまでを事業として取り扱っています。

サイバニクスというのはサイバネティクス、メカトロニクス、インフォマティクス 等の領域を融合した、筑波大学の教授が創生した新しい学術領域のことです。

第4位 グリーンランドリゾート 30.0万円

設立:1964年

業界:レジャー

従業員数:112名

こちらも第四位タイの初任給30万円となっています。

グリーンランドリゾートは、熊本県にあるグリーンランド遊園地やグリーンランドリゾートゴルフコース、有明や久留米のカントリークラブの経営を事業の中心としている会社です。

グリーンランドリゾートは年間約300万人を集客し、「遊びのすべてがここにある!」をテーマに、遊園地をはじめとし、ゴルフコース、ボウリング、温泉、ショッピングエリアなどを集めた一大リゾートになっています。

第3位 ドウシシャ 30.2万円

設立:1977年

業界:総合商社

従業員数:連結1,652名

ドウシシャは、液晶テレビやオーディオ等の音響関連製品、家電製品、照明やインテリア商品、時計・アクセサリーなどの海外有名ブランド商品、スポーツアパレル、食品・お酒など、約5万アイテムの幅広い製品を取り扱う、生活関連商品の総合商社です。

商社でありながら、商品の企画・開発・製造・販売を行うなど、メーカーとしての機能も持った新たな企業の形態を目指しています。

第2位 KLab   32.0万円

設立:2000年

業界:IT・通信

従業員数:535名

ランキング第二位のKLabは初任給32万円と、平均初任給と比べたらかなり高いことが分かります。

KLabは2000年に設立し、2009年のゲーム黎明期より、スマートフォン向けアプリを中心にモバイルオンラインゲームの企画や開発を行ってきた会社です。

また、ゲーム事業で得た日本独自のゲームロジックや課金率向上ノウハウをもとに、関連アプリやサーバ・インフラの開発や提供も手がけています。

第1位 日本商業開発 50.0万円

設立:2000年

業界:不動産

従業員数:58名

ランキング第一位は初任給50万円の日本商業開発でした。他企業と比べても圧倒的な初任給となっています!

2000年に設立、2007年に上場を果たし、2015年から新卒採用を開始したこの会社は、優秀な人材を確保するべく「超難関企業」と銘打って初任給を高く設定しているそうです。

「土地を買う。土地を貸す。貸している土地を売る。」という独自の手法で不動産賃貸業を行っています。

大手企業は給与が高い・ベンチャーは給与が低い、ではない

初任給が高い10社をご紹介してきましたが、中にははじめて社名を聞いたという会社もあったのではないでしょうか。

実際、上位10社の内、2000年以降に設立した会社が5社、従業員数1,000名未満の会社は7社に登りました。

著しい成長を遂げているユナイテッドやサイボウズは、いわゆるベンチャー企業と呼ばれることもあります。また、楽天は、ベンチャーから大手企業に成長していったメガベンチャーと位置付けられています。

よく大学生の方の中には、大手上場企業=給与が高い、ベンチャー企業=給与が低いといった認識をされている方がいますが、一概にそうとは言えないことがわかりますね。

また、業界としてはIT・通信系の企業が多くみられました。IT業界はテクノロジーの発展が早く、短期間で目をみはる成長をとげる会社も少なくありません。

今、どんな会社が急成長しているのか押さえておくと面白いかもしれませんね。

初任給が高い会社は平均年収も高い?

大卒の平均初任給が20,6万円、高卒の平均初任給が17.9万円の中、初任給30万円以上の会社が数多くみられました。

これらの会社は、初任給だけではなく、平均年収も高いのでしょうか。

初任給ランキング第一位の日本商業開発の平均年収は1,017万円と高い一方で、第二位のKLabが554万円、第三位のドウシシャが559万円となっています。

第4位〜10位にランクインした企業も300〜600万円代でした。

東京商工リサーチの調査によると、上場企業2,681社の平均年収は「599万円」となっており、初任給が高い会社が決してズバ抜けて高いわけではないといえます。

初任給の高さに惹かれる部分もあると思いますが、平均年収やその会社でずっと働いた場合の合計賃金を表す生涯年収も確認しておくといいですね。

以下の記事では、生涯年収が高い会社をランキング形式で発表していますので、よろしければぜひご覧ください。

以上、初任給が高い会社ランキング第1位から10位までをご紹介しました!

第一位の日本商業開発の圧倒的な初任給や、不動産やIT企業が多くランクインしていることが特徴的であったと思います。

この記事はあくまで初任給という点に絞ってランキング作成をしたものであるので、各社のより詳しい情報は公式HPなどを参照してみてください。

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