皆さんは一人暮らしをしたいと思ったことはありますか?
思ったことがある人もない人も、進学や就職を機に一人暮らしを始める可能性は十分あります。
一人暮らしと簡単に言っても、それには一体いくらかかるのか、どのくらいの予算があれば一人暮らしを始められるのか、気になりますよね。
今回は一人暮らしにかかる費用の平均と、その節約術の紹介、そして実際の生活費のシミュレーションをしてみたいと思います!
一人暮らしの生活費は平均で月々いくら?その内訳を紹介!
一人暮らしの1ヶ月の家賃
独り暮らしの費用の中で最も大きな割合を占めるのが家賃です。
全国賃貸ビジネス協会が2018年10月に行なった調査によると、各都道府県の中で最も家賃が高いのは東京で、次いで神奈川、大阪という順になっています。
各都道府県の中で、家賃の高い上位3件の家賃平均を見てみると、
東京 | 約68000円 |
神奈川 | 約58000円 |
大阪 | 約55000円 |
全国平均 | 約50000円 |
となっています。東京の家賃が断トツで高いですね。
東京の賃貸マンションは、皆さんが理想・住みたいと思うお部屋が大体70000円、家賃を抑えようといろいろ条件を削って約50000円と考えると良いです。
また、家賃の目安は手取り額の3分の一以下と言われており、それ以上になってしまうと、生活をかなり圧迫するためオススメできません。
食費
食費 | 約39000円 |
※参考:統計局ホームページ「日本の住宅・土地-平成25年住宅・土地統計調査の解説- 結果の解説」
家賃に次いで生活費の大部分を占めているのが食費です。
食費は個人によってかなり上下があります。学生か社会人か、男性か女性かによっても変わってきます。
さらに、外食が多ければそれだけ出費もかさみますし、自炊する習慣がある人はかなり安く押さえることができる項目でもあります。
食費が高くてしんどいという方は、食生活を見直してみると、意外とヒントがあるかもしれませんよ!
水道光熱費
水道光熱費 | 約10000円 |
光熱費は生活に欠かすことのできない、いわゆるライフラインの出費です。
総務省の調査では、平均的な月々の水道光熱費は、電気代が約5400円、ガス代が約3100円、水道料金が約2200円、合計して約10000円となっています。
これは季節や個人の生活習慣によっても大きく変わってきます。
加えて、夏・冬は冷暖房費がかさみますし、湯船に浸かる習慣がある人は水道代がかかることが予想されます。
特に冷暖房はかなり電気代に影響を与えます。ですので、できるだけ外出するなど工夫することで、電気代を抑えることができますね!
交際費
交際費 | 約25000円 |
※参考:統計局ホームページ「日本の住宅・土地-平成25年住宅・土地統計調査の解説- 結果の解説」
交際費はなかなか管理が難しいものです。
サークルに入っている大学生や、社会人など、付き合いの関係上自分でコントロールするのが難しい項目でもあります。
自分で上限を決めて、断れる会には思い切って参加しないなど、節度を守ることで出費を抑える必要があります。
通信費・スマホ代
通信費 | 約6600円 |
※参考:統計局ホームページ「日本の住宅・土地-平成25年住宅・土地統計調査の解説- 結果の解説」
水道光熱費と同じくらい、現代の生活には欠かせなくなっているスマートフォンやPC、およびネット回線。
平均は約6600円となっていますが中には月に10000円以上かかってしまっている人もいるようです。
スマホ代は格安SIMに変えるなどで、大幅に安くすることも可能です。
また、Wi-Fi環境がないところではあまりスマホを使わないという方は、月々の通信限度量を下げることで、スマホ代が下がることもありますよ。
今日からできる生活費を節約する6つの方法を紹介!
自炊をして食費を大幅節約!
食費は上下差のとても大きい項目です。
1ヶ月にかかる食費の平均は約39000円と言われていますが、これを1日に換算すると約1260円です。外食が多い人はあっという間に超えてしまう金額でしょう。
しかし自炊をすると、1日にかかる食費は600円〜800円となり、月換算すると約25000円にまで収まります。
先ほども言った通り、手っ取り早く生活費を抑えたい人はまずは食費を見直すことから始めてみるといいかもしれません!
詳しくは、以下のページをご覧ください!
普段の心がけで水道光熱費を節約しよう!
基本的には必要以上に使わないという心がけが大切です。
使わない時は蛇口を締める、電気を消す、冷暖房中は部屋のドアを閉める…などなど、日常生活でできることはどんどん実践していきましょう!
また、使わないコンセントを抜く、湯船を使う回数を減らす、シャワーの時間を短縮する、照明をLEDに変える、洗濯を残り湯で済ませる…etc.など、意識一つで変えられることもあります。
自分の生活を圧迫しない範囲で、できるところから始めていけるといいですね!
通信費は工夫次第で抑えられる!
携帯電話およびスマートフォンを大手キャリアで契約している人は、格安SIMに乗り換えることをオススメします。
通信速度に差があることがあるものの、料金を大幅に抑えることができます。
しかし中には通話ができないなど、プラン内容に制限があるものもあるため、契約内容をよく確認する必要があります。
また、これから一人暮らしを始める方は、部屋を決める際に「インターネット回線付き」の賃貸アパート・マンションを契約すると良いでしょう。固定費を抑えることができます。
さらに、通信代を安くする方法として、ポケットWi-Fiを契約するという方法もあります。
速度こそ通常のネット回線より劣りますが、金額を抑えられる上、自宅で動画やネットサーフィンを楽しむ分には問題ありません。
家計簿をつけてお金の流れを把握しよう!
家計簿をつける目的は、今自分がどの項目にどれくらいのお金を使っているかを把握することにあります。
そうすることで、無駄な項目ともっとお金をかけたい項目が明らかになり、自分の理想の家計を実現することができます。
家計簿は項目を増やせば増やすほど管理が複雑になります。大雑把な人はざっくばらんな項目を作って、なんとなくお金の流れを把握してみることから始めてみましょう。
几帳面な性格の方は、項目を細かく分けて家計簿をつけていくと、自分のお金の使い方について新たな発見があるかもしれませんね。
どちらにせよ、家計簿は続けないことには意味がないので、自分の性格に合わせて長続きする家計簿を付けていきましょう。
お金をかけずに趣味を楽しむ方法を見つけよう!
趣味も生活を豊かにする大切な時間ですから、我慢するのは良くありません。
しかし、かかるお金を最小限にすることで別のものにお金が回せ、生活に余裕が持てます。
映画好きの人は映画館に通いつめるのではなく、月額定額制の映画見放題サービスを利用するのも手ですね。
また、学生の方は学割を使ってかなりお得に利用できるサービスもあります。
本好きの人は図書館で新作を借りるのもいいでしょう。何冊借りても、どれだけ本に埋もれても、図書館で借りれば全部無料です!
スポーツが好きな人は、民間ではなく公営の施設を利用すれば費用を抑えられます。
日々のストレスから解放してくれる、大切な趣味の時間ですが、出費を抑えるために最低限の予算で楽しめるといいですね。
日用品はスーパーの安売りを利用しよう!
日用品はスーパーの安売りの日にまとめて購入しましょう。
コンビニは便利ですが割高なので、日用品が不足するたびにコンビニに買いに行っては、合計金額がとても高くついてしまいます。
また、スーパーの中でも、業務用の商品が売っている大型のスーパーはさらに安いです。家の近くにそういったスーパーがある方は、それらを利用することもお勧めします!
東京の大学生と社会人の一人暮らしの生活費をシミュレーション!
最後に、東京の大学生と社会人が一人暮らしをした場合の、家賃を除いた生活費をシミュレーションしてみましょう。
大学生の月々の生活費とその内訳
まず、大学生が一人暮らしをするとなると月にいくらかかるのでしょうか。
そこで、東京の大学に通い、都内のアパートで一人暮らしをしている女子大生の生活費をシミュレーションしてみました。
食費 | 約30000円 |
水道光熱費 | 約10000円 |
通信費 | 約10000円 |
交際費 | 約15000円 |
趣味・娯楽代 | 約10000円 |
日用品代 | 約6000円 |
合計 | 約81000円 |
自炊をするため食費が抑えられています。またサークルに所属しているため、飲み会・合宿など交際費の出費が多めです。
社会人の月々の生活費とその内訳
では次に、正社員として働いている20代男性の生活費をシミュレーションしてみましょう。
食費 | 約40000円 |
水道光熱費 | 約8000円 |
通信費 | 約11000円 |
交際費 | 約26000円 |
趣味・娯楽代 | 約18000円 |
日用品代 | 約6000円 |
合計 | 約109000円 |
全体の平均額と比べると食費や飲み会、デート代、趣味・娯楽代の金額がかなり高いです。
忙しくて、自炊する時間がないため外食で済ませることが多くなって食費がかさんでいるほか、人付き合いの関係でどうしても出費がかさんでしまうようです。
自分がどれぐらいの生活費をかけているのかを知ることはとても大事です。
これから一人暮らしをする方も、すでにされている方も、ストレスをためない範囲で節約できるといいですね!
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