一人暮らしに資金はいくら必要?初期費用をできるだけ抑える方法紹介!

就職や進学のために、来春からひとり暮らしをする予定の方も多いのではないでしょうか?

 

できるだけ部屋を契約するお金や家具・家電の購入費用などの初期費用を抑えて、一人暮らしを始めたいですね。

 

知っておきたいのは、一人暮らしをするために部屋を借りるために必要になるのは、家賃だけではないことです。

 

賃貸契約には、敷金・礼金をはじめとして、不動産屋さんに支払う仲介手数料、鍵の交換代などもかかってきます。

 

それでは一人暮らしを始めるとき、初期費用はいくらくらいかかってくるのでしょうか?

 

また、単身世帯でかかる1か月の生活費もご紹介します。食費や水道光熱費の目安を知っておき、これからの新生活に役立ててください!

 

家を借りるにはいくら初期費用が掛かる?

豚の貯金箱

①敷金、礼金の相場はそれぞれ家賃1か月分

賃貸で部屋を借りる場合、ほとんどの物件で敷金・礼金が必要となります。

 

テレビで「敷金礼金ゼロ」と宣伝されることがありますが、そもそも敷金礼金とはどんなものでしょうか?

 

  • 敷金・・・退去時に部屋を原状復帰するために支払う。

暮らしていくうちにできた汚れや傷をきれいに戻すクリーニング代などに使われ、入居時に支払うことになります。

 

相場は家賃1か月分といわれています。基本的には「敷金-原状復帰に掛かった額」が返ってきます。

  • 礼金・・・大家さんにお礼として払う。

 

相場は家賃1か月分といわれています。

 

それぞれの特徴をまとめると下のようになります。

敷金 礼金
返還があるか 一部返還される 返還されない
相場 家賃1か月分 家賃1か月分

②仲介手数料の相場は家賃半月~1か月分

多くの方が家を借りる際、まず不動産仲介会社を利用すると思います。

 

そして不動産仲介を通して家を借りる場合、必要になるのが「仲介手数料」です。

 

一般的に仲介手数料は、家賃の半月分~1か月分+消費税です。家賃ごとに仲介手数料がいくらになるのか計算してみます。

  • 仲介手数料の例(消費税10%として計算)
家賃 半月分の家賃の場合 1か月分の家賃の場合
3万円 165,000円 330,000円
5万円 275,000円 550,000円
7万円 385,000円 770,000円
10万円 550,000円 1100,000円

この仲介手数料は、不動産会社が自ら借主となっている契約や、大家さんと直接契約するときにはかかりません。

 

ただ、多くの場合は街の不動産屋さんで部屋探しをすると思いますので、仲介手数料も初期費用として考えておくべきでしょう。

③火災保険料もあらかじめ支払う

賃貸住宅では火災保険への加入が義務付けられています。火災保険には、自分が火事を起こしてしまった場合の損害賠償だけでなく、近隣から火が燃え移った場合の補償も含まれています。

 

通常2年契約で物件を借りることが多いと思いますので、火災保険も2年の契約が一般的です。

 

そして相場は1万5000円~2万円程度になります。

④防犯のため鍵の交換代も必要

入居する際には防犯のために鍵穴と鍵を交換します。なぜなら前の入居者が合鍵を使って家に侵入できてしまうのを防ぐためです。

 

鍵の交換をするかどうかは大家さんにゆだねられていますが、安全のために交換をする大家さんが多いです。

 

鍵穴の交換もするので、大体15,000円ほどが相場といわれています。

⑤家賃の前家賃もかかる

前家賃とは、契約または入居した月の残り日数分の家賃その翌月の家賃のことです。

 

このとき、契約した月から家賃が掛かるか、入居した月から家賃が掛かるかは大家さんによって異なります。

 

例えば3月9日に入居するとすると、3月9日~31日分の家賃と4月分の家賃が前家賃になります。

 

次の月の家賃を前払いしていると考えると、特に痛い費用ではないですね。

一人暮らしの初期費用は総額いくらになる?

先ほど賃貸の契約に必要な費用として、敷金、礼金仲介手数料鍵の交換費用火災保険料前家賃があるとご紹介しました。

 

これらを総計するとどれくらいになるのでしょうか?

契約にかかるお金だけで家賃5か月分は必要

一般的に敷金礼金仲介手数料鍵の交換費用・火災保険料前家賃をすべて合わせると家賃5か月分ほどになると言われています。

 

ですので、一人暮らしを始める際は目安として、家賃5か月分を貯金しておく必要があります。

 

初期費用としてはだいぶ大きな額になってくるのではないでしょうか?

引っ越し費用の相場は?

引っ越しの費用は単身の場合、いくらくらいが相場なのでしょうか?

 

荷物が少ない人で、2万円から3万円、荷物が多い人は3万円から4万円ほどが相場になるようです。

 

これは同一県内の引っ越しなど比較的移動距離が少ない場合で、移動距離や引っ越しの時期によっては費用は変わってくるでしょう。

 

引っ越し費用を抑えるためには、家族や友達に協力してもらって業者を使わずに引っ越しをしたり、3月、4月の引っ越し業者の繁忙期を避けて引っ越しをするなどが費用を抑える1つの方法です。

家具・家電を買いそろえると、11万円以上かかる

一人暮らしをする際に必要になるのが、家具・家電ですが、一式そろえるとすると総額はいくらになるのでしょうか?

 

ネットで販売されている価格を参考に家具・家電の価格を調べました。

  • 一人暮らしで必要になる代表的な家具・家電
    代表的な家具・家電 価格 備考
    ベッド(寝具一式) 2万円~4万円以上
    カーテン 約5,000円 二十重ね遮光カーテン
    照明 3,000円~
    エアコン 20,000円~ 部屋に設置されていない場合
    冷蔵庫 15,000円~ 一人暮らし用
    電子レンジ 5,000円~
    テーブル 5,000円~
    洗濯機 20,000円~ 5.0kgなど1人暮らし用
    炊飯器 5,000円~ 3合炊き
    テレビ 15,000円~ 20型
    合計 113,000円~

これらの家具家電の価格は販売店やメーカーによって大きく差がありますので、あくまで参考程度となります。

 

また、一人暮らしで必要となる家具・家電は人によって変わってきますが、すべて揃えると11万円ほどかかってしまいそうです。

一人暮らしにかかる費用を抑える方法5個紹介!

ポイント

方法① 敷金礼金ゼロの物件を探す

大家さんが早く賃借人を探すために、敷金礼金をゼロに設定している物件があります。

 

敷金礼金をゼロの物件に絞って探してみることで、初期費用をかなり抑えることができます。

 

ただしいくつか注意点があります。まず、人気のない物件である可能性があることです。

 

例えば、隣人に問題があったり、日当たりが悪い、設備に問題があるということで、大家さんが借り手を見つけるために敷金礼金をゼロにしている場合などです。

 

住んでから物件選びに失敗した!とならないように敷金礼金の物件を探す際は特に注意をすべきでしょう。

方法② 仲介手数料の安い不動産屋と契約する

先ほど、仲介手数料は家賃1か月分までとご紹介しました。

 

多くは家賃半月分から1か月分の間の不動産屋さんが多いです。

 

しかしホームページを見てみると、仲介手数料を家賃半月分以下にしている不動産屋さんもあります。

 

ただし、仲介手数料が高い分他の料金を高くとっている場合もあるので、十分注意が必要です。

 

共益費や敷金礼金が相場より高額になっていてて、トータルで考えるとコストが余計にかかってしまう場合も考えられます。

 

共益費は、アパート共有部分の電気代や定期清掃などに使われるお金で、相場は家賃の5~10%ほどになっています。

 

ぜひ契約の前に確認しておきましょう。

方法③引っ越しシーズン以外を狙う

賃貸の契約にも繁忙期と閑散期があります。主に1月~3月は新学期、就職、進学などで引っ越しをする人が多いです。

 

ですので、初期費用を下げなくても借りたい人がいるので、賃貸に掛かる初期費用が下がりにくくなっています。

 

しかし5月から8月、10月から12月は比較的契約が少ない、閑散期といわれています。

 

この時期は比較的初期費用が下がりやすい時期です。

 

進学が早めに決まった方や、就職で一人暮らしをすることが決定している方は、早めに物件探しを始めるましょう。安くて、いい物件に巡り会えるかもしれません。

方法④フリーレントの賃貸物件を狙う

フリーレントとは一定期間の家賃が無料の物件のことを言います

 

家賃を下げたら大家さんの収入が無くなってしまうはずです。ではなぜ家賃を無料にしてしまうのでしょうか?

 

それは家賃を値下げするよりも、一定期間家賃を無料にしてしまった方が、結果的に収入増につながる可能性があるからです。

 

例えば家賃10万円の物件を9万5000円にしたとします。もし入居者が2年契約で住み続けた場合、大家さんは12万円の収入減になります。

 

しかし、家賃は10万円のままで1か月のフリーレントを実施した場合、10万円の収入減になります。

 

この場合、大家さんは1か月のフリーレントを実施した方がメリットが大きくなるのです。このような背景からフリーレントを実施する物件があります。

 

そしてフリーレントの契約では、一定期間は退去に違約金が発生します。フリーレントは一定期間入居してもらうことで大家さんにメリットが生まれる契約だからです。

 

注意としては、フリーレントの物件についても、家賃や共益費が相場より高めに設定されていないか確認する必要があります。

方法⑤大家さんと交渉をする

足りない設備を自分でつける代わりに、敷金礼金を無料にしてもらったり、逆に「この設備をつけてもらえるなら、この物件に決めます」など大家さんに交換条件を付けて交渉することも可能です。

 

例えばもしエアコンがない物件があるとします。入居の条件としてエアコンの設置を大家さんに求めることでコスト削減につながります。

 

エアコンを自分で設置する手間とコストを削減できたと思えば、十分メリットがあるのではないでしょうか?

 

その際、大家さんと交渉する際は「家賃を下げてほしい」などむやみに値下げ交渉をするのはトラブルの原因にもなります。

 

できるだけ具体的な交渉をするのが成功のカギになります。

引っ越してからかかる費用は?一人暮らしの平均食費、光熱費などは?

チェックリスト

一人暮らしの平均的な食費

平成26年全国消費実態調査によると、単身世帯の1か月の食費は39,279円となりました。

 

食費は外食の頻度や、物価の程度などによって差が出てくるものですが、平均的には4万円ほど必要になってくるということです。

 

一人暮らしで食費を抑えるためには、自炊をするのが一番です。

 

しかし、一人暮らしを始めたばかりで自炊を毎日するのは面倒なうえ、食材を使い切るのも難しいと思います。

 

自炊を続けていくためには、まとめ買いをして、保存方法を工夫すことが大切です。

 

一人暮らしの平均水道・光熱費

総務省の統計によると、2017年の単身世帯における一か月の水道光熱費の平均額は、1,1380円となっています。

 

内訳としては、水道代が3000円程度、ガス料金が2000円~3000円程度、電気料金は季節によりますが5000円程度です。

 

電気代は、夏場や冬場にはエアコンを利用する機会が増えるため、季節によって差が出てくると考えられます。

 

水道や光熱費は、節約が難しいと思いますので、一人暮らしをする際には1万2千円くらい必要と思っておいていいでしょう。

一人暮らしの平均通信費

単身世帯の平均通信費は8,361円となりました。

 

内訳は以下のようになります。

  • スマホなどの通信・通話使用料(携帯電話・PHSなどを含む)・・・5,827円
  • インターネット接続料・・・2,010円
  • スマホ・携帯電話・PHSの本体価格・・・524円

 

通信費も8千円以上かかってくるのは、一人暮らしにとっては大きな出費ですね。

 

しかし、スマホの料金やネット接続料は節約が可能な部分でもあります。

 

例えば、格安スマホに切り換えたり、固定のネット接続から、ポケットwifiに代えたりすることで、単身世帯の通信費は節約することができます。

 

 

食費、水道・光熱費、通信費の合計は?

一人暮らしの食費、水道・光熱費、通信費の合計は59,020円となりました。

 

内訳は以下の通りです。

費用 金額
食費 39,279円
水道・光熱費 1,1380円
通信費 8,361円
合計 59,020円

 

このような機用のほかにも、家賃や交際費も生活費として掛かってきますので、想定している家賃や交際費を足して、1か月の生活費を出してみましょう。

 

一人暮らしでは初期費用、固定費用もかなり掛かってきてしまうことが分かりました。

 

就職や進学で一人暮らしを始める方は、かかるお金を知っておくことで、これから新生活に役立ててほしいです。