30代というのは、結婚や出産、マイホームの購入など、人生においても一、二を争うビッグイベントが多い年齢でもあります。
そんな時だからこそ、万一の保障は万全にしておきたいですよね。
とは言っても、自分の保険が本当に適正なのか、保険が手薄なのではないかという不安は、多くの人抱いていると思います。
そこで、今回は30代の平均的な保険料を独身・夫婦・ファミリーの3つに分けて発表します。
自分の保険料が、平均と比べてどうか、確かめてみてください!
さらに、30代の保険選びのコツや、保険料を安く抑えることも、同時に紹介します!
ぜひ最後までご覧ください!
30代の平均的な保険料はいくら?独身・夫婦・ファミリーごとに紹介!
では、30代の平均的な保険料を、独身・夫婦・ファミリーの3つに分けてみていきましょう。
男性 | 女性 | |
独身 | 14,589円 | 12,251円 |
夫婦(一人当たり) | 13,318円 | |
ファミリー(一人当たり) | 13,318円 |
保険市場調べ
まずは独身の30代の保険料から見ていきましょう。
男性の方が平均して2000円ほど高い保険料を支払っていますね。
圧倒的な差というわけではないので、これといった理由はないと思いますが、強いて言うなら死亡保険料は男性の方が少し高い傾向がある、ということぐらいでしょうか。
その理由はいたって単純です。それは、平均寿命が女性の方が長いからです。
男性の方が、先に亡くなって死亡保険金を受け取る確率が高いので、男性の方が少しだけ保険料が高めに設定されています。
そして、30代夫婦とファミリーを見てみると、意外にも保険料は同じでした。
なんとなく、子供がいるファミリーの方が高い保険料を払っていそうなイメージですが、30代では違うようです。
30代となると、マイホームを購入したり、親の介護が必要になったりと、何かとお金のかかるイベントが多いです。
そういうったもののために、保険は手厚く準備しているというご家庭が多いということでしょうか。
また、お子さんを迎え入れる準備をしている、というご家庭もあるかもしれませんね。
保険選びの際に考えるべきポイントは?独身・夫婦・家族ごとに紹介!
では、30代が保険を選ぶ際に考えるべきポイントを紹介します。
30代独身のポイント
30代独身の保険選びのポイントは、「いざというときに自分にどれだけお金が必要か」ということです。
配偶者や子供がいない独身は、基本的に自分がいくら必要か、というのが保険選びのポイントとなってきます。
例えば、病気やケガでどれだけお金がかかるのかということや、仕事ができなくなることからの収入減少などが主なリスクとなるでしょうか。
また、両親を扶養していたり、仕送りをしている場合は、ある程度の保障が必要になります。
また、医療保険に関してですが、ご本人が会社員かそれ以外かで、必要なものは変わってきます。
会社員ならば、傷病手当金によって病気やけがによる収入減は、ある程度カバーされますが、それ以外の方は自分で用意しておく必要がありますね。
従って、そのようなリスクがあるという方は、医療保険への加入を検討することをお勧めします。
30代夫婦のポイント
30代夫婦が保険を選ぶ際には、夫婦でどれぐらいの収入があるか、ということがポイントになってきます。
共働きで、どちらかの収入が無くなる、または減っても生活を維持できるのなら、高額な保障は必要ないかもしれません。
一方、片方しか働いていなかったり、夫婦間で収入差があるときは、保険を検討したほうがいいでしょう。
しかし、保険を手厚くすることに夢中になってしまい、現在の生活や貯金がままならなくなるのでは、本末転倒ですよね。
特に、将来的にお子様を望まれていたり、マイホームの購入を検討しているのであれば、教育費や頭金のために、ある程度の貯金も必要ですので、保険料とのバランスにも気を付けましょう。
30代ファミリーのポイント
30代ファミリーの保険選びのポイントは、やはり子供の教育費がこれからどれぐらいかかるか、ということでしょう。
小学校から大学まで全て国公立の学校に通う場合でも、子供一人につき約1000万円かかると言われています。
現在のお子様の年齢や、教育方針を確認したうえで、どれぐらいの教育費がかかるのか計算してみましょう。
その値によっては、一家の大黒柱のお父さん、またはお母さんは、高額な保障がある生命保険や医療保険に加入したほうがいいでしょう。
ただ、亡くなった方に生活を支えられていた場合、遺族年金が支給されますので、それも計算に含めましょう。
また、これからマイホームを購入する方の中には、自分の身に何かあった時に住宅ローンはどうなるのか、という不安を持つ人もいらっしゃるかもしれません。
この問題に関しては、団信で対応することができます。
団信とは、住宅ローンの契約者に万一のことがあり、返済が難しいと判断された場合、返済中の住宅ローンが全額保険金で返済されるという制度です。
団信には、住宅ローンを組むときに加入させられることがほとんどです。
ですので、団信だけでは対応しきれないリスク、(例えば日常の生活費や、前述の生活費など)をカバーできるような保険を選びましょう。
保険料を安くするコツを6つ紹介!家計への負担が減らせる可能性も!
それでは、30代が保険料を安くするコツを紹介します。
① 割引制度を利用する
保険には割引制度があるものが存在することをご存知ですか?
割引制度がある保険だと、条件をクリアすることで保険料が割引されます。
その条件というのは様々ですが、よくあるものだと、禁煙割引と健康体割引でしょうか。
- 禁煙割引
禁煙割引とは、禁煙している人の保険料が割引される制度のことです。
これは主に生命保険に適用される制度で、禁煙割引を受けるには、禁煙してから基本的に1年間経過していることが条件です。
ただ、会社によっては2年間としているところもありますので、加入を考えている保険会社に問い合わせてみましょう。
- 健康体(優良体)割引
保険において健康体というのは、一般的に「BMIが18から27の範囲であること」や、「最高血圧値140mmHg未満かつ最低血圧値90mmHg未満」などの条件をクリアしている人のことを指します。
BMIというのは、体重と身長の関係から算出される、肥満度を表す数値で、
体重kg ÷ (身長m)²という式で求められます。
例えば、身長が160センチで体重が50キロならば、19.53となり、健康体といえますね。
このような保険料割引制度が存在するのは、健康な人に対する不平等感を少しでも減らそうという目的があるからでしょう。
健康な人からしても、病気をほとんどしないのに、よく保険金を受け取る人と同じ額の保険料というのは、なんとなくもったいない気がしますよね。
保険会社としても、健康な人が全員保険を抜けてしまったら、保険というものが成り立たないので、このような割引制度を導入しているんだと思われます。
最近では、健康維持のためにジムに行っていると、保険料が安くなる「ジム割引」というものもあるようです。
割引の種類にかかわらず、保険料割引制度があるかどうかは、保険会社次第ですので、ホームページ等で確認することをおすすめします。
② ネット保険に加入する
最近はメジャーとなりつつあるネット保険を利用するというのも、保険料を節約する方法の一つです。
ネット保険は、店舗代や人件費を削っているため、保険料が安く設定されていることが多いです。
申し込みから契約までオンラインで完結する保険会社も多いので、24時間365日、自分の好きなタイミングで保険の申し込みをすることができます。
ネット保険専門の会社もあれば、大手の保険会社がネット保険にも参入していることもあるので、最近できた保険会社が不安だと感じるのであれば、大手絵の保険会社を利用しましょう。
ただ、その場合でも比較のために、何社かネット保険会社も確認しておくことをお勧めします。
③ 共済保険を活用する
共済は、保険料が安く、主要な保険がワンセットになっているお手頃な保険です。
共済は、民間保険会社と違って非営利で運営されているため、お手頃な保険料で保険が提供されているということが、大きなメリットです。
ただ、保険料が安いこともあって、保障金額が少なめです。お子様がいたり、一家の大黒柱が共済一本で行くのは、少し危険かもしれません。
独身で貯蓄に余裕があったり、通常の保険プラスワンで入る分にはおすすめできますよ。
特に30代夫婦が、子供が成長するまでの間のみ加入するなど、「あと少しだけ保障が欲しい」というとき、共済は有力な択肢となるのではないでしょうか。
④ 掛け捨て型の保険を選択する
保険には大きく分けて、貯蓄型の保険と掛け捨て型の保険の2種類があります。
貯蓄型の保険は、満期を迎えると、満期保険金というものが受け取れます。満期保険金は、振り込んだ保険料の合計より多いこともあるので、貯金の代わりとして利用することができます。
また、途中で解約することで解約返戻金というものを受け取れる場合も多く、緊急時のための資金として活用することもできます。
それに対し掛け捨て型の保険は、満期保険金や、解約返戻金がない代わりに、保険料が圧倒的に安いです。
子供が大きくなるまでといった、限定的な期間だけ高額な保険が欲しい場合は、うってつけの保険ですね。
⑤ 特約に不要なものや被っているものがないか確かめる
医療保険などによくある特約ですが、保険の営業マンに言われるがままにつけた結果、自分でもよくわからなくなってしまった、という人もいるんじゃないでしょうか?
もう一度、改めて特約を確認してみると、明らかに不要なものが混ざっていたりします。
また、生命保険の医療特約や傷害特約があるにもかかわらず、同程度の医療保険や傷害保険に加入しているということもあり得ます。
そのような不要な特約を整理して解約することで、保険料が安くなるかもしれませんね!
⑥ 保険自体を見直し、乗換や解約をする
いろいろ保険料を安くする方法を紹介してきましたが、いっそのこと保険自体を見直してみるというのも、大きな手です。
ただ、保険を見なおすとはいっても、契約書だのなんだのよくわからないという人も大勢いらっしゃると思います。
そんなときは、プロに保険の見直し相談をするという手もあります。
無料で保険相談できるところもたくさんありますし、自分に合ったよいよい保険を紹介してくれることでしょう!
以下のページでおすすめの保険相談所を紹介していますので、是非参考にしてください!
30代は人生のターニングポイントとなることも!保険と正しく付き合おう!
30代というのは、人生の節目のイベントが起きることが多い年齢です。
そういう大事な時期だからこそ、人生をサポートする保険とは正しく付き合わなくてはいけませんね。
自分や守るべき大切な人を守れるように、自分に必要な保険を見直してみてはいかがでしょうか?
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