家計簿などを眺めて、「今月も固定費が負担…」などと頭をひねっている人は多いでしょう。
ただ、その固定費の支払い、もしかするともっとお得にできるかもしれません。
年間でかなりの額になる固定費をお得に支払う方法は、クレジットカード払いすることです。
額が大きいからこそ、還元されるポイントも馬鹿にならないんですよ。
昔はクレジットカード払いに対応している固定費は少なかったですが、今は時代の流れもあり、かなりのものがクレジットカード払いに対応しています。
昔口座振替にしたままだという人こそ、節約するチャンスかもしれません。
今回は、クレジットカード払いに対応している固定費をまとめました。
是非参考にして、ポイントをたくさん稼いじゃいましょう!
水道光熱費
毎月かかる水道光熱費ですが、どのように支払っていますか?
水道光熱費は、クレジットカード払いできることが多いですが、地方の中小業者だと、クレジットカード払いに対尾していないところもあります。
特に水道料金のクレジットカード払いは、現在、大都市限定のサービスとなっていて、地方都市ではまだまだ口座振替がメインとなっています。
また、水道光熱費には口座振替による割引も存在します。
クレジットカード払いにすると、その割引が受けられなくなるので、1人暮らし等、水道光熱費が安い場合は口座振替の方が安いこともあります。
その線引きはかなり細かく、住んでいる地域やクレジットカードのポイント還元率によっても違うため、以下のページに改めてまとめました。是非ご覧ください!
携帯電話(スマホ)料金
携帯電話料金もクレジットカード払いにすることができます。
こちらも水道光熱費同様、口座振替で支払うこともできますが、それによる割引はないので、クレジットカード払いにした方が100%お得です。
また、家族の分もまとめて支払っているという方は、一括でクレジットカード払いにしてしまうと、さらにお得ですね。
さらに、携帯電話料金はクレジットカードのポイントで支払うことも可能です。可能ですが、キャリアによって使えるポイントは限られています。基本的に自社関連のポイントですね。
携帯電話料金の支払いに使えるキャリア別のポイントは以下の通りです。
キャリア | 使えるポイント |
---|---|
docomo | dポイント |
SoftBank | Tポイント |
au | WALLETポイント |
LINEモバイル | LINEポイント |
楽天モバイル | 楽天スーパーポイント |
Yモバイル | 未対応 |
ということで、ポイントで支払いたいのなら、上記のポイントに対応したクレジットカードを使いましょう。
加えて、最近増えてきた格安スマホは、クレジットカード支払いのみのところも少なくないです。上で紹介した楽天モバイルもその一つですね。
ですので、そのような格安スマホと契約するときは、クレジットカードを手に入れてから行きましょうね。
通信費(Wi-Fi費用)
プロバイダ料金
インターネットを利用するために必要なプロバイダも、毎月費用が発生します。
プロバイダはOCNやBIGLOBE、So-netなど、さまざまな種類がありますが、基本的にクレジットカード払いに対応しています。
また、フレッツ光やNURO光などの光ファイバーの回線や、ケーブルテレビ代金に関しても、クレジットカード払いに対応していることがほとんどですので、そちらも切り替えていきましょう。
データ通信端末
どこにいても安定したWi-Fiにつなげることができるデータ通信端末も、クレジットカード払いにすべき固定費の一つです。
ちなみに、よく耳にするポケットWi-FiやWiMAXという言葉は、それぞれYモバイルとUQコミュニケーションズが提供している商品の固有名詞です。
一般的にはデータ通信端末といいますので、覚えておきましょう。
毎月数千円が相場のデータ通信端末も、クレジットカード払いにすることで、年間では結構な額のポイントがたまるでしょう。
国民年金保険料
多くの会社員は国民年金保険料の支払いに関して、給与から天引きされる場合がほとんどでしょう。
ただ、個人事業主や一部の会社員は、国民年金保険料を自分で納めなくてはなりません。
2017年より、国民年金保険料のクレジットカード払いの幅が大幅に広がり、さらにお得となりました。
是非活用してみてはいかがでしょうか?
国民年金保険料をクレジットカードで支払うには、日本年金機構のホームページで「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」をダウンロードの上、必要事項を記入し、年金事務所に提出すればOKです。
クレジットカード払いと口座振替どっちがお得?
国民年金保険料には、口座振替という制度もあります。この制度では、前納することで割引されるという制度があります。
クレジットカード払いにおいても、前納による割引制度がありますが、割引額が口座振替とは違います。
以下の表で、それぞれの割引額と納付額を紹介します。
支払方法 | ||||
口座振替 | クレジットカード払い | |||
支払種類 | 割引額 | 1回あたりの納付額 | 割引額 | 1回あたりの納付額 |
2年前納 | 15,760円 | 379,640円 | 14,520円 | 380,880円 |
1年前納 | 4,130円 | 192,790円 | 3,500円 | 193,420円 |
6か月前納 | 1,120円 | 97,340円 | 800円 | 97,660円 |
当月末前納(早割り) | 50円 | 16,360円 | 0円 | 16,410円 |
令和元年版
上の表を見ていただければわかる通り、割引額自体は口座振替の方が、クレジットカード払いよりもわずかに上です。
ただ、クレジットカード払いをする場合は、クレジットカードそのもののポイントが付きます。
クレジットカードのポイント還元率はそれぞれですが、多くの場合でクレジットカード払いの方が安くなると思われます。
というのも、クレジットカードの還元率は平均で0.5%ほど、高くて1%ほどだと言われています。
実際、価格.comのクレジットカード一覧514件中、442件が0.5%以上で、122件が1%以上でした。
そして、割引額の差と、支払額を見てみると、還元率が1%の時なら余裕でクレジットカード払いの方がお得ですね。
0.5%でもまだまだクレジットカード払いの方がお得です。
結論、多くの場合で、口座振替よりクレジットカード払いをした方が節約になる、ということですね。
クレジットカード払いをする際の注意点
国民年金保険料をクレジットカード払いする際の注意点を3つ、紹介します。
利用限度額を超えると引き落としができない
当たり前ですが、クレジットカードの利用限度額を超えていると、国民年金保険料を支払うことができません。
年金以外の支払いもクレジットカードでまとめていると、意外と限度額まで行ってしまう、ということは少なくないようです。
ショッピングの際にそれが発覚したのなら、あきらめるか現金などで支払えばいいのですが、年金保険料はそうはいきません。
クレジットカードで支払うことができなかったら、送られてくる納付書を使って、現金で納めなくてはいけません。
クレジットカードの枠にも気を付けましょう。
1回払いのみで分割払いができない
国民年金保険料のクレジットカード払いは、一括払いにしか対応していません。
つまり、分割払いやリボ払いを活用して、国民年金保険料をクレジットカード払いすることはできないということです。
特に、2年前納など、一度に大きな額が出ていくと生活に支障が出かねない、という人は、割引額こそ小さくなってしまいますが、毎月納付や半年納付にしましょう。
それでも、普通に支払うよりはクレジットカード払いの方がお得なのはうれしいですね!
事前申請に時間がかかる
国民年金保険料をクレジットカードで払うには、事前の申請が必要です。
この手続きにはおおよそ1か月程度かかります。
それまでは、クレジットカード以外の方法で支払わなければいけません。
できることなら、余裕をもって申請するようにしましょう。
クレジットカードの情報変更があると、再び手続きが必要
結婚や引っ越しなどで、登録してある個人情報等に変更があった場合や、紛失や盗難でカードそのものが変わった場合、変更の届を年金事務所等に提出しなければいけません。
そして、最初に申請したのと同じように、手続きの完了まで待たなくてはいけません。
もし、その期間に次の支払日が来た場合、こちらも納付書で国民年金保険料を納付しなくてはいけません。
盗難など、どうしようもない場合もありますが、極力、支払日からはずらして申請するようにしましょう。
民間保険の保険料
最近では、民間の保険の保険料もクレジットカード払いに対応しているところが増えてきています。
クレジットカードで支払える保険の種類は、会社によって異なりますが、自動車保険や損害保険、生命保険といったメジャーなものが多いです。
また、共済もクレジットカード払いに対応してきているので、現在口座振替だという方は、契約中の保険会社等に確認してみることをお勧めします。
年間ではかなりの額になる保険料ですので、ゲットできるポイントも期待できますね!
家賃
以前は口座振替が当たり前だった家賃の支払いですが、時代とともにクレジットカード払いに対応してきている不動産会社・大家さんが増えてきました。
手数料等の問題もあり、口座振替の方が不動産会社や大家さんにとって人気なのは事実です。
ただ、社会的にキャッシュレス化が進んでいることや、家賃の未払いを防ぎやすくなるという面から、クレジットカード払いに対応する流れがあることもまた事実です。
実際、不動産サイトat homeで調べてみたところ、東京23区の賃貸物件177,843件のうち、47,422件がクレジットカード払いに対応していました。(執筆時現在)
おおよそ4件に1件の割合ですね。
家賃は他と固定費と比べて大きな額となることが多いので、是非クレジットカード払いにしたいところですね。
ただ、物件選びの際に、クレジットカード払いができるかどうかを最優先するのはおすすめできません。
自分が住むところなので、立地や間取り等をしっかりと見ましょう。
クレジットカード払いに対応してたらラッキー、ぐらいの気の持ちようでいるといいですよ。
新聞購読料
契約する人が減っているとはいえ、まだまだ朝、新聞を読むという方は多いのではないでしょうか。
一方、オンラインで新聞を契約しているという人は増えているようです。
年間で4万円~5万円が相場の新聞購読料ですが、クレジットカード払いに対応していることが多いです。
特に、
- 朝日新聞
- 読売新聞
- 毎日新聞
- 産経新聞
- 日本経済新聞
- 東京新聞
の大手6社は、どこもクレジットカード払いに対応しています。
同様に、オンライン購読についてもクレジットカード払いが可能です。
是非、この機会にクレジットカード払いに変更してみてはいかがでしょうか?
NHKの受信料
なにかと世間で話題の受信料ですが、こちらもクレジットカードで払うことが出来ます。
クレジットカードで支払うことができるものは、NHKの地上と衛生放送の両方です。
また、お財布に余裕があるのなら、1年払い等、まとめて受信料を支払うと、さらに割引があります。
具体的には、半年前払いをすると5%、1年間前払いすると7.61%の割引があります。
基本的には固定費はクレジットカード払いがお得!ポイント還元で節約しよう!
いかがでしょうか。
水道光熱費を除くと、多くの場合で固定費はクレジットカードで支払った方がお得だということがわかりました。
年間100万円をこえることもある固定費ですが、すべてクレジットカード支払えたら、かなりのポイントがゲットできますね!
多くのポイントを得るためには、クレジットカードのポイント還元率も重要です。
以下の記事で高還元率のクレジットカードを紹介しているので、よかったらご覧ください!
貯めたポイントで普段のお買い物を支払ってもいいですし、ちょっと贅沢においしいものを食べてもいいですし、夢が広がりますね。
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