時給が高い企業ランキング!残業が少なく高年収な業界とは?

見下ろす街並み

先日,東洋経済オンラインにて「時給が高い企業ランキング」という面白いデータが発表されました。

時給と聞くとアルバイトをイメージされる方も多いかもしれませんが,会社員であっても決まった労働時間や収入がありますので,時給という物差しで比較することは可能です。

 

時給が高い企業の特徴は,一言で言うと「労働時間が短く,そのうえ年収も高い」ということになります。

まさに現代におけるホワイト企業の象徴といえます。

 

そんなうらやましいことだらけの時給が高い企業を,今回は東洋経済の記事でのランキングをご紹介するとともに,なぜここまで良い待遇が実現できるのかをいくつかの業界の構造について解説していきます!

 

時給が高い企業ランキングトップ10を紹介!

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さっそく,東洋経済が発表して日系企業の時給が高い企業ランキングトップ10を紹介していきます!

第10位 第一三共 6096.2円

  • 平均年収:1097.9万円
  • 月平均残業時間:14.2時間

 

第10位には、製薬業界から第一三共がランクインしました。

第一三共は、武田製薬・アステラス製薬に次いで業界第3位のポジションにつけており、中でも残業時間の少なさから、今回のランクインを果たしました。

 

少子高齢化の影響を受けて、日本では製薬業界やヘルスケア業界での需要が高まっています。

また、武田製薬によるシャイアー社の買収にもみられるような大型のM&Aがあるなど、業界再編の動きも強まっている、今熱い業界の一つです。

第9位 三井不動産 6215.7円

  • 平均年収:1263.4万円
  • 月平均残業時間:7.3時間

 

第9位には、日本橋エリアの再開発を中心に行なっている総合デベロッパーの三井不動産がランクインしました。

三井不動産といえば、高年収でありながらも残業時間が少ないホワイト企業でも知られていますよね。

 

近年では五十億円もの資金を投じてベンチャーキャピタルを設立を行うなど、ベンチャー企業との共創を図っているなど新たなチャレンジも行っています。

第8位 東京エレクトロン 6486.7円

  • 平均年収:1272.0万円
  • 月平均残業時間:23.0時間

 

東京エレクトロンは半導体の分野では世界第4位のシェアを誇るなど、会社としての存在感や働きやすさなども際立っている企業です。

働きやすさは見ての通りですが、ボーナスの支給額も驚きです。

2018年度のボーナス支給額は500万円を超えるなど、驚くべき待遇の企業となっています。

第7位 JXTGホールディングス 6523.5円

  • 平均年収:1204.8万円
  • 月平均残業時間:23.9時間

 

第7位にはエネルギーや石油、天然ガス・金属事業などで知られるJXTGホールディングスがランクインしました。

ホールディングスとしてのランクインですので、全ての社員の方がこのような待遇ではありませんので、注意が必要です。

第6位 丸紅 6864.3円

  • 平均年収:1389.3万円
  • 月平均残業時間:20.0時間

 

第6位には、総合商社の丸紅がランクインしました。

丸紅は、5大商社に加えて双日とともに7大商社とも呼ばれています。

5大勝者にも引けを取らないほどの高年収ですので、やはり総合商社は圧倒的な高年収ですね。

第5位 住友商事 6880.7円

  • 平均年収:1389.0万円
  • 月平均残業時間:9.9時間

 

第5位には、5大商社の一角である住友商事がランクインしました。

住友商事は就活生の人気も高く、総合商社の中では地道で真面目な社風が特徴的です。

第4位 三井物産 7304.5円

  • 平均年収:1430.0万円
  • 月平均残業時間:8.9時間

 

第4位には、またまた総合商社から三井物産がランクインしました。

三井物産は総合商社の中でも独創性や個性を活かす社風が特徴的で、非常に自由な社風で知られていますね。

業界的には、三井物産・伊藤忠商事・三菱商事の3社が毎年業界のトップを争っている状況ですので、まさに日本のトップ企業と言えるでしょう。

第3位 伊藤忠商事 7382.4円

  • 平均年収:1520.8万円
  • 月平均残業時間:18.8時間

 

第3位には伊藤忠商事がランクインしています。

やはり総合商社は強いですね!

エネルギッシュな社風で体育会系な雰囲気もある、かなりパワフルなのが伊藤忠商事の特色です。

第2位 ヒューリック 7751.3円

  • 平均年収:1636.1万円
  • 月平均残業時間:37.4時間

 

第2位には、不動産業界からヒューリックがランクインしました。

ヒューリックは、都心の駅直結ビルのみにターゲットを絞った開発を行うことで極めて低いオフィス空室率を誇ります。

不動産業界の中でも特段年収が高いことから、近年就活生からの注目も集まってきています。

第1位 三菱商事 8254.5円

  • 平均年収:1607.7万円
  • 月平均残業時間:25.7時間

 

映えある第1位には、三菱商事がランクインしました。

やはり日本のトップ企業でもあり、年収・労働時間共に非常によく管理されていますね。

優秀な人が多い会社であるからこそ、制度も超一流となっています。

 

業界その1:総合商社

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今回のランキングにおいては,三菱商事や伊藤忠商事,三井物産などの総合商社が軒並みランクインしました。

総合商社といわれてもなかなかどんな仕事をしているのかイメージしにくいかと思います。

ここからは,総合商社の簡単な事業内容やビジネスモデルを解説しつつ,総合商社の将来性に関しても考察していきます。

総合商社の事業内容とは?

総合商社の事業内容は大きく分けて以下の二つです。

 

  • トレーディング業務
  • 事業投資業務

 

まず,トレーディングとは日本で必要な資源や食品などを海外から輸入してくる業務です。

いわゆる貿易を行うのがこのトレーディングになります。

金額も大きく,かつ世界のあらゆる地域とやり取りをすることから,言語能力に加えて現地での駐在なども時には必要となります。

こうしたハードシップが求められることから総合商社では高年収が実現されるということになります。

 

続いて事業投資に関してですが,近年ではトレーディング業務だけでは以前のような収益が出せなくなってきました。

こうした背景を受けて,総合商社はビジネスモデルを拡大し,現地法人を買収することで流通だけではなく,生産にも自分たちの手を入れることで,より高い収益を上げようとし始めました。

 

総合商社では海外での駐在が求められたり,金額が大きな取引によるプレッシャー,高い言語能力やビジネススキルが求められること,などのハードルはありますが,労働時間自体はそれほど長くはなく,そのうえ年収はかなり高額になっています。

ですから,能力が高かったり,海外での仕事に抵抗がない方にとっては絶好のホワイト業界といえるでしょう!

 

総合商社の将来性とは?

一昔前には「商社不要論」などが叫ばれた総合商社ですが,現在でも圧倒的な存在感・就活生からの人気を誇っていますよね。

そんな気になる総合商社の将来性ですが,やはりビジネスモデルを時代に合わせてうまく転換していく必要性があるといえるでしょう。

 

先ほどのトレーディングからの事業投資への転換もそうですが,より現場に即し,なおかつ自社ならではのバリューアップができるビジネスモデルを完成さえていく必要があります。

既に多くの総合商社では現地法人を買収するだけではなく,大幅に人員を送り込んで,経営のコンサルティングや業務効率化を自らの手で行っています。

スマートなイメージのある総合商社ですが,これからはとことん泥臭く,現場意識をもってできるかがカギとなりそうです。

 

業界その2:総合デベロッパー

メモ帳

ランキングにもあるように,三井不動産やヒューリックなどの総合デベロッパーも高年収&短労働時間を実現しています。

ランキングには入っていませんが、三菱地所などもホワイト企業であるとしばしば言われていますよね。

 

就活生からも総合デベロッパー各社は特に人気が高い業界となっています。

総合デベロッパーのビジネスモデルや将来性もあわせてみていきましょう!

総合デベロッパーの事業内容やビジネスモデルとは?

総合デベロッパーは先ほどもご紹介した,三井不動産や三菱地所,東急不動産や住友不動産,森ビルなどが存在しています。

総合デベロッパーが何をしているかというと,非常に簡単な言葉で表すならば「街づくり」です。

 

大規模なエリアを開発し,オフィスやマンション,商業施設を設立することで街を作っていきます。

その中で,テナントとして商業施設に誘致したり,オフィスビルに企業を誘致することで賃料収入を得たり,マンションを販売して収益を上げているのです。

不動産ということもあり,扱う金額も大きく,「地図に何十年も残るプロジェクト」に関わることのできる仕事であるため,非常に年収も高い一方で,やりがいも大きな仕事となっています。

 

また,不動産は一度立ててしまえば,それほど手を加える必要もないので,大手の総合デベロッパーであればそれほど労働時間は長くなくて済むということになります。

総合デベロッパーの将来性

三菱地所なら丸の内エリア,三井不動産ならば日本橋,森ビルならば六本木といった各社得意なエリアがありますが,とはいえ日本では長い目で見れば人口の減少,それに伴う賃料の減額などは避けられないでしょう。

こうした予測もあってか,多くの企業では海外の不動産への投資を始めるなどのリスク分散を行っています。

 

また,事業内容を転換することによって,新たな分野での収益獲得も狙っています。

例えば,三井不動産はカーシェア事業や駐車場事業に力を入れてきていますから,古い不動産会社としての体質をいかに柔軟に変えていくことのできるかが,今後の将来性のカギを握っていると考えられるでしょう。

 

補足:ホワイト企業を選ぶコツは業界上位を狙うこと!

ポイント

先ほどのランキングでは,総合商社と総合デベロッパーが圧倒的なホワイトさを見せつけましたが,この業界でなければ必ずしも高時給を達成できないという訳ではありません。

労働時間と年収の二つの項目をホワイト企業の指標とするならば,業界1位の企業であれば,その業界内でのホワイト度合いは高まると考えてよいでしょう。

 

なぜかというと,業界トップの企業であれば特段経営努力を行わずともビジネスが進んでいきますが,2位以下となると1位の企業を超えるためにより高い価値のある商品をクライアントに提供する必要があります。

その結果,残業時間が増えてしまう傾向があるのです。

 

また,もっと基本的な構造として,儲かっている企業の方が人件費にかけることのできる費用も多くなりますので,年収は当然高くなります。

ですから,労働時間が短く年収の高い仕事に就きたいのであれば,上記の業界にこだわりすぎるのではなく,ある程度年収の高い業界のトップ企業を狙ってみるというのも有効な手でしょう。

 

先ほどの総合商社の場合には,業界での序列が下がるほど年収は下がるのに対し,ビジネスモデルは共通なので働き方は変わらないなどのネックがあります。

不動産業界では,規模の小さなところほど個人向けのマンション販売などの事業がメインとなり,ノルマのきつい仕事が割り当てられることも多いです。

必ずしも業界全体が高年収&短労働時間ではないので注意しましょう!