年収1000万円の人口の割合は?性別・年代別に紹介!

年収というのは単に経済状況を豊かにするものだけでなく、一種のステータスとなっています。

「結婚相手には年収1000万円で以上を求めたい」「会社に入ったら1000万円プレイヤーを目指すぞ」といったように、年収1000万円というのは何かと基準になりがちな数字です。

しかし、実際に年収1000万円を稼いでいる人がどのくらいいるのかを皆さんは把握していますか?

おそらく年収1000万円を手にできる人というのは、皆さんが思っているよりもずっと少なく、狭き門と言えます。

そこで今回は、年収1000万円を超えている人はどのくらいいるのかを、年齢や性別別に紹介していきます!

年収1000万円を超えている日本人の割合はどのくらい!?

年収1000万円というのはやはりサラリーマンや結婚相手を探す際に、一つの目標ともなる数字ですよね。

日本の平均年収が450万円〜500万円ほど、と言われている時代ですから、年収1000万円というのは一般的な人の2倍の給与を得ているということになります。

では、年収が1000万円を超えている人は一体どのくらいいるのでしょうか?

国税庁による「平成29年分民間給与実態統計調査」によると、年収が1000万円を超えている人の割合は全体の4.5%となっています。

ただし、この統計には「給与所得」としてお金を得ているいわゆるサラリーマンや公務員の方しかサンプルに含まれていません。

スポーツ選手や漫画家、自営業やフリーランスとして働いている人は「事業所得」という形式での計算になるため、今回のデータからは外れています。

当然、事業所得として収入を得ている人の中には、有名スポーツ選手や有名漫画家などもいらっしゃるので、年収が数億円にものぼるケースもあるでしょう。

そのことは念頭に入れつつ、ここからは一般的な会社勤務の方の収入状況をチェックしていきます!

年収1000万円以上稼ぐ人は何%!?年代別に紹介!

ここからは年代別に年収1000万円の人の割合をチェックしていきます!

データとしては、厚生労働省「賃金階級・性・年齢階級別労働者数割合」を利用しています。

年収1000万円以上の20代の割合

会社勤務の20代の方で、年収1000万円に到達している人の割合はほとんど0%となっています。

やはり日本の多くの企業では、年齢や年次が上がるにつれて給与が上がっていく年功序列の人事制度をとっているので、なかなか20代で大台を突破している人はいないようですね。

20代のうちに年収1000万円を目指したいのであれば、やはり難関企業と呼ばれる商社やメガバンク、外資系企業などでみっちり働く必要がありそうです。

年収1000万円以上の30代の割合

30代で年収1000万円に到達する人の割合は、全体の0.4%となっています。

30代になると後輩も付いてくるようになり、役職も上がっていきます。

とはいえ、まだまだ年収カーブが伸びている真っ只中なので、給与としてはそれほど高くはなっていないようです。

また、女性の場合には結婚や出産などで30代に仕事から離れるケースも増えてくるので、この年代の女性で年収が1000万円を超えているのはわずか0.1%となっています。

年収1000万円以上の40代の割合

企業でも中堅社員という位置付けになり、サラリーマンとして一番脂が乗っている40代にはおよそ1.8%の人が年収1000万円に到達します。

やはり年功序列ということもあってか、30代の時に比べると年収が1000万円に届いている人も増えてきていますね。

とはいえ、100人中2人がこの水準に届くかどうかということも考えると、やはり年収1000万円というのはすごい壁であり、一種のステータスとなりうるという感じがしますね。

年収1000万円以上の50代の割合

年収1000万円以上の50代の方の割合は、3.2%となっています。

やはりベテラン社員となり、役職も上がってくるにつれて、年収1000万円を超える人の割合はだいぶ増えてきました。

年収1000万円以上の人口割合を男女別に紹介!

ここからは男女別に性別ごとの年収1000万円を超えている方の割合を見ていきます。

データは先ほどと同じように、厚生労働省「賃金階級・性・年齢階級別労働者数割合」を利用しています。

男性の年収状況

まずは男性の収入状況を見ていきます。

男性の場合には、年収が1000万円を超えていらっしゃる方は、全体の6.9%いらっしゃるということがわかりました。

やはり長く勤め続ける方も多いため、20代ではほとんどいなかった1000万円プレイヤーも、全年代見るとまずまずいらっしゃるという印象ですね。

女性の年収状況

続いて女性の収入状況を見ていきます。

女性の場合には、途中で育児などによって一時的に休業したり、そのまま退社するケースもあってか、年収1000万円に到達している人は全体のわずか0.9%となっています。

年収1000万円以上稼ぎたい!そんなアナタにおすすめの職業は!?

では、どのような仕事をすると年収1000万円に到達するのでしょうか!?

ここでは、普通の会社員として高年収が狙える企業や業界、またサラリーマン以外で高い報酬が得られる仕事をチェックしていきます!

年収1000万円は当たり前!年収が高い企業や業界はどこ!?

では、サラリーマンとして稼げる業界はどこでしょうか!?

まずみなさん思いつくのは「総合商社」ですよね。

言わずと知れた難関企業であり、知名度や待遇では他の業種とは一線を画します。

海外赴任をしている期間には、年収が手取りで2000万円近くなることもあるようです。

次に可能性が高いのはメガバンクや大手の保険会社などを含む「金融業界」です。

AIなどの導入で今後どうなっていくのかはわかりませんが、やはり高年収かつ安定的であるのは大きなメリットですね。

最近の就活生から人気が高いのは、「コンサルティングファーム」です。

東大や京大の学生に聞いたいきたい企業のランキングでも、コンサルティングファームが軒並み上位を占めていました。

業務時間は長いものの、高いビジネススキルと給与を得られるという点でも、コンサル人気の理由はわかりますね。

若いうちに1発当てたいなら個人事業主!

20代で年収1000万円に到達するのは、一般の民間企業ではかなり厳しいことがわかりました。

最近では、PC一つあれば起業したりフリーランスとして働くことができる時代です。

ブログやYoutubeなどプラットフォームが様々出てきている現代だからこそ、「このジャンルなら誰にも負けない!」という武器がある方は、チェレンジしてみてもよいかもしれませんね。

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