ロシアW杯開幕まで残り2ヶ月での監督交代で揺れるサッカー界ですが、日に日にW杯への関心は高まってきています。
もちろん日本代表の活躍に期待したいところですが、これだけ大きな大会ですからどのくらい大きなお金が動くのか気になりますよね。
前回のブラジルW杯の決勝アルゼンチンVSドイツの試合では、10億人以上の視聴者を集めたとイギリスのロイター通信は報じました。
今回は2ヶ月後に迫ったロシアW杯を、お金という観点から楽しめるような情報を紹介していきます!
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早速ロシアW杯で優勝した場合の賞金がいくらなのかを紹介していきます。
FIFA(国際サッカー連盟)は2017年10月27日に2018 FIFAワールドカップロシア大会の詳細について決定しました。
発表によると、ロシア大会の分配金は過去最高額となる7億9100万ドル(およそ900億円)となったとのことです。
この900億円のうち、約半分が成績に応じてチームに分配され、残りは大会準備費や選手を派遣するクラブへの補償などに充てられます。
そのため、優勝したチームにはおよそ43億円、準優勝チームには約32億円、グループリーグで敗退したチームでも約11億円が支払われます。
選手はいくらもらえるの?
日本サッカー協会では、サッカーワールドカップの優勝への報奨金として男子の場合は一人5000万円、女子の場合は150万円程度を用意していると言われています。
また、戦績に応じても各選手へボーナスは変わってきます。
ベスト16進出を果たした2010年南アフリカワールドカップの場合は、日本代表選手23人に対して1000万円以上が支払われたとも言われています。
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ワールドカップの経済効果を分析!
ワールドカップの運営を通した経済効果としては1〜4兆円ほどの効果があるのではないかと予想されます。
経済効果と一言で言っても、直接お金を生み出すような効果と、間接的に時間差でお金を生み出す効果の二つに分かれるのでいくつか紹介します!
①海外からの観光客の増加
これは最も考えやすい経済効果だと思います。
ワールドカップは出場国の国民はもちろんのこと、自分の国が出場しない人からも大きな関心を集めているイベントです。
そのため、大会期間中には世界各国からサッカー観戦に旅行者が訪れることになります。
その結果、宿泊費や食費、交通費として消費をしていくので大きな経済効果がロシアで生まれることとなります。
②開催するスタジアムや交通インフラの整備のための雇用の創出
ワールドカップの開催にあたっては、既存のスタジアムの座席数を増やしたり、周辺の道路を整備するケースがよくあります。
こうした建築作業には多くの労働力が必要なので、一時的にではありますが数万人単位での新たな雇用が生まれると見込まれています。
③スポンサー料
サッカーの試合をテレビでみると、コートの外側に企業の名前の入った看板広告をよくみると思います。
ワールドカップは世界中で何億人もの人が視聴する大会なので、そこでの広告効果は絶大です。
こうした広告を出すために世界各国の企業が高額に広告費を支払うので、開催国には多額のスポンサー料が入ることとなります。
④関連グッズ販売の収益
サッカーを応援するときには多くの人が各国チームのユニホームを着用すると思います。
こうした応援グッズなどの販売を通しても大きな収益が期待されています。
ワールドカップの開催費はいくら?
これだけ注目度の高い大会ですから、開催する方もかなり気合が入ってしまうのがワールドカップです。
開催にあたっては、スタジアムの収容人数の増設や、交通インフラの整備などを行うため、ロシア政府は開催準備費用として約6780億ルーブル(日本円で1兆3400億円)の予算を見込んでいると発表しています。
東京オリンピックの開催費用がおよそ3兆円と想定されていることを踏まえると、それほど高額ではないような気がしてしまいますね。
もちろんワールドカップの開催期間中の経済効果は凄まじいものですが、大会後にワールドカップの負の遺産として残らないように、二次的な用途をしっかりと持った建設計画をして欲しいですね。
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まとめ
今回はロシアワールドカップを違った視点から楽しめるようにするために、お金の面から見ていきました。
出場選手はもちろん、現地の飲食店や宿泊施設の売り上げ増加が期待されたり、新たな雇用が生まれるなどサッカーと直接関係のない人にも大きなチャンスとなるのがワールドカップです。
ですが、大会後には新たな施設は全く見向きもされなくなってしまった、というのではもったいないので、しっかりとした見通しを持った開催準備をして欲しいですね。
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