日本企業の時価総額ランキング!トヨタやソニーは何位?

自治体

みなさん企業の「時価総額」という単語は耳にしたことが一度はあるかと思います。

時価総額とは、ある上場企業の株価に、株式の発行数量をかけることで求められます。

時価総額はその企業が成し遂げた実績や将来に対する期待が大きいほど高い価値がつくので、企業の規模や価値を測定する上で重要な指標の一つです。

今回は、日本の企業の中で時価総額が高い企業をランキング形式で紹介し、それぞれの企業の特徴を簡単にまとめていきます。

時価総額の高い日本企業Top10を紹介!

ランキングの順位や時価総額は、2018年5月11日現在のものです。

第10位 ソニー 6兆5,493億円

業種:電気機器

音楽再生機器ウォークマンや家庭用ゲーム機プレイステーションシリーズなどで知られているソニーが第10位になりました。

テレビ事業などで2000年代前半に10年連続で赤字となるなど、業績不振が続いていたソニーですが、2016年以降は継続した黒字を達成し、完全復活の兆しが見えてきています。

こうした背景には、韓国のサムスンなど低価格路線の企業との競争を行うのではなく、あくまでターゲットを絞り、大きな規模での販売を狙わない本来の経営方針に立ち戻ったことなどがあるとされています。

第9位 ホンダ 6兆5,573億円

業種:輸送機器や機械工業

N-BOXシリーズ」が2017年の新車販売台数第1位に輝き、2002年のフィット以来の3年連続での第1位という偉業を達成しています。

最近では、2018年3月期の連結純利益が前期比62%増1兆円になるとの見通しも発表されました。

これは従来の予想であった5850億円から大幅な上方修正で過去最高の純利益となっています。

第8位 ゆうちょ銀行 6兆7,815億円

業種:銀行

ゆうちょ銀行は、郵政民営化に伴って2006年に設立され、2007年に正式に発足した比較的現在の形としては新しい企業です。

全国で2万4000局にわたり、通常貯金顧客数 約1億2,000万人にのぼる大きな銀行です。

都市銀行との大きな違いは、郵便局が作った銀行なので日本のどこに行っても銀行窓口があるという点です。

第7位 KDDI 7兆7,060億円

業種:電気通信事業

営業利益は2015年から2017年にかけて3期連続で右肩上がりを記録するなど好調を続けています。

その一方で、スマートフォン市場の成熟化に伴うユーザーの固定化の進行や、大手3社との競争から。au契約者数の伸び悩みが課題となっており、今後の対策に注目が集まっています。

第6位 キーエンス 8兆3,225億円

業種:自動制御機器、計測機器、情報機器など先端機器の製造販売

キーエンスは大阪府大阪市に本社を置く、先端技術機器の製造販売を行う企業です。

就活生などからは、平均年収の高さから毎年注目の的となる企業ですね。

2017年度末の有価証券報告書によると、平均年収は1,861万円(平均年齢36.1歳)となっており、驚異的な数字を誇ります。

第5位 ソフトバンク 9兆3,897億円

業種:電気通信事業

プロ野球や白戸家のCMでもお馴染みのソフトバンクが第5位となりました。

日本でiPhoneをいち早く導入したことでも知られ、孫正義社長の手腕は度々取り上げられていますよね。

売上高は2000年以降は継続的な右肩上がりを記録し、創業からわずか36年での営業利益1兆円到達を達成しました。(トヨタは創業65年、NTTは118年かかったことからもソフトバンクの急成長がいかに著しいかわかりますね)

第4位 三菱UFJフィナンシャルグループ 10兆511億円

業種:金融

日本有数のメガバンク、三菱東京UFJ銀行も所属する三菱UFJフィナンシャルグループが第4位にランクインしました。

日本の界を支えるメガバンクの中でも売り上げ第1位を誇る、日本の経済を考えていく上では不可欠な企業です。

最近では金融業界全体の流れとして、AI技術の導入に伴う人員削減が発表されていることから、今後も継続してニュースで取り上げられていきそうですね。

第3位 NTTドコモ 10兆6,301億円

業種:電気通信事業

KDDIやソフトバンクと並んで日本の通信事業トップに君臨するのがNTTドコモです。

旧電電公社時の1979年(昭和54年)に日本で初めて電話サービスを開始し、民営化でNTTとなったという長い歴史を持っている点では、他の通信事業者とは大きく性質は異なります。

2015年には顧客の流出から大きな収益減少などの不振に陥りましたが、近年では少しずつですが回復傾向にあります。

第2位 NTT 11兆1,653億円

業種:電気通信事業

日本の通信事業最大手であるNTTグループの持株会社で、NTT東日本やNTT西日本、NTTドコモなどがグループ会社に入っています。

第3位のNTTドコモと重なることも多いですが、日本の通信事業を支える大企業であり、今後もそうあり続けるのではないかと考えられています。

第1位 トヨタ 24兆6,421億円

業種:輸送用機器製造

第1位はトヨタ自動車となりました。

日本といえばトヨタというほど世界的にも有名で、日本を代表する企業ですよね。

時価総額は第2位のNTTに大差をつけて大台の20兆円に達しています。

就活生が就職したい企業ランキングや、社会人が転職したい企業ランキングでは例年上位にランクインするなど多方面で強い人気を誇っています。

世界の企業時価総額ランキングTOP5

では世界の企業の時価総額トップ5を見ていきます!

果たしてトヨタはランクインしているのでしょうか!?

5位 テンセント 5580億ドル(59兆円)

業種:IT

第5位には、日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、中国のSNS「Wechat」などを展開するテンセントがランクインしました。

またアリババと同様に決済サービス「Wechat pay」は幅広く利用され、中国の猛烈なキャッシュレス化を後押ししています。

また、世界最大のゲーム会社でもあり、「クラッシュオブクラン」や「リーグオブレジェンド」などは日本でも根強い人気を誇るゲームですよね。

4位 アマゾン 6990億ドル(74.9兆円)

業種:IT

第4位にはアメリカのアマゾンがランクインしました。

最近ではネット通販の利便性も高まっており、首都圏ならば朝に注文して夕方には届くなんてこともしばしばです。

日本では、アマゾンは楽天と肩を並べる規模を誇り多くの人々に利用されています。

最近ではショッピングにとどまらず、ミュージック、ビデオ、さらにはリアル店舗など多種多様なサービスへと事業を広げています。

3位 マイクロソフト 7320億ドル(77.4兆円)

業種:IT

第3位にはマイクロソフトがランクインしました。

ウィンドウズやオフィスソフトなど従来から続く製品群に加え、企業向けクラウドサービス「Azure」が収益に大きく貢献しているようです。

企業のIT化が進む中で今後も成長が見込めます。

検索サイトBingはシェアは小さいものの、グーグルにアメリカや日本で唯一グーグルに対抗するサイトになっています。

2位 アルファベット(グーグル) 8170億ドル(86.4兆円)

業種:IT

第2位には検索サイト「グーグル」の親会社アルファベットがランクインしました。

グーグルは世界の多くの国で大きなシェアを誇っています。

日本ではグーグルは6割以上の検索シェアを占めていて、2番手のヤフーもグーグルのアルゴリズムを採用していることから、実質9割以上はグーグルに支配されていると言えます。

圧倒的なシェアから得られる広告収入を使って、人工知能やロボットの開発など最先端技術の研究にも力を入れています。

1位 アップル 8600億ドル(91兆円)

業種:IT

時価総額第1位に輝いたのは「IPhone」、「Mac」、「iPod」などの大ヒット商品を世に送り出したアップルです。

IPhoneは現在も利益率の高い高価格帯のスマートフォン市場では圧倒的なシェアを占め、多くのファンを生み出しています。

スティーブジョブス氏が亡くなった後も「アップルウォッチ」など革新的な製品を世の中に届けていますが、今後はどのような戦略でこの世界最大の市場価値のある企業を維持していくのか注目です。

残念ながら日本企業は、トップ5にはランクインしませんでした。

日本は島国なので市場がかなり限定的で頭打ちになりやすいという背景があると考えられています。

まとめ

今回は日本企業の時価総額が高い企業をまとめていきました。

時価総額が高い企業はいわば日本経済の柱であるので、今後もニュースなどでぜひチェックしてみると良いと思います!

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