ソフトウェア業界の動向や課題、売上高ランキングを徹底調査

ソフトェア

近年、ITが発展したことによって私たちの生活が豊かになり、私たちの生活に欠かせないものとなりました。

ソフトウェアは普段私たちが情報をPC・スマホで検索するときに欠かせないものであり、今後もさらなる発展が期待できる業界です。ソフトウェア業界の企業各社の売上高や業界の課題をまとめてみました。

ソフトウェア業界の特徴

そもそもソフトウェアとは何か、ソフトウェア業界の立ち位置はどこなのか気になる方が多いのではないでしょうか。ソフトウェア業界周辺の業界と関連付けて紹介していきます。

ソフトウェアとはそもそも何か

ソフトウェアは日々私たちの生活に必ずと言っていいほど密接に関わっています.普段何気なく使っているパソコン、スマートフォンで検索するときに、コンピューター上の様々な処理を実際に行っているプログラムのことを言います。ソフトウェアは2つに分けられます。

  • オペレーションズシステム(OS)

iphoneのアップデートの際によく耳にする言葉ですが、OSとはOprerating Systemの略で、パソコン、スマートフォンを動かす基本となるソフトです。

どんなパソコンにも必ず入っており、マウスでポインタを動かす、ファイルを開く、ファイルを削除する、文字を入力する、保存するなど、ユーザが日常的に利用しているさまざまな基本機能を担っています。

  • アプリケーションソフト

こちらは、普段私たちが仕事などでお世話になっているソフトで、特定の作業を行うために使用されるソフトです。

例えば、文字入力や図表作成のオフィスソフト、ウイルスバスターなどのセキュリティーソフトがこれに当たります。ニーズの多様化によって新たなアプリケーションソフトが開発されています。

ソフトウェア業界の立ち位置

インターネットアカデミーによると、ソフトウェア業界は4つに分類されるIT業界の一つです。IT業界は以下の4つに分類されます。

  • インターネット業界・Web業界
  • 情報処理サービス業界
  • ソフトウェア業界
  • ハードウェア業界

特に情報処理サービス業界とソフトウェア業界は密接に関わっており、両者が協力し合ってサービスを提供しています。

ソフトウェア業界の市場規模

今後成長が見込まれるソフトウェア業界ですが、業界動向Search comによると業界規模は以下のようになります。

  • 業界規模 4451億円
  • 前年と比較した伸び率+5.8%
  • 平均年収705万円

ソフトウェア業界の売上ランキング!

ソフトウェア業界どんな企業があるのか知らない方も多いのではないでしょうか。業界の売上ランキングとともに主な企業を紹介していきます。

第5位 ジャストシステム 182億円

日本語入力システム「ATOK(エイトック)」というソフトウェアをを開発した会社です。ATOKは入力のストレス削減・入力効率の向上・誤変換の減少に成功しており、中でも推測変換が一番便利だそうです。また、「スマイルゼミ」というクラウド型通信教育も提供しており、学習環境の質を向上させるためにストレスフリーなタッチペン操作を実現しています。

第4位 オーピックビジネスコンサルタント 219億円

企業向けの「基幹業務システム」を開発しているソフトウェアメーカーです。「奉行シリーズ」でお馴染みで、「奉行シリーズ」には財務管理システム、給与管理システムといった様々な基幹業務システムを提供しています。また、ノークリサーチの調査によると、給与・人事・就業の分野で業界ナンバーワンのシェアを誇っています。

第3位 オービック 587億円

「統合業務ソフトウェアOBIC7」を開発した会社です。「OBIC7」は、15年連続累計導入社数ナンバーワンを誇っており、企業の課題に対する最適なソリューションを提供しています。

コンサルティングから導入後のサポート・サービスまでの一連の業務を自社一貫で行う「ワン・トップ・ソリューションサービス」を展開しているのも特徴です。

第2位 トレンドマイクロ 1243億円

1988年にウイルス対策ソフトウェアを開発するためにアメリカで設立された会社です。セキュリティー対策ソフト「ウイルスバスター」を開発してセキュリティー技術を提供しています。

また、インターネット社会に潜む脅威から守って安心・安全の社会をつくるために、子供と保護者を対象としたセキュリティー教育を提供するといった活動も行っています。

第1位 日本オラクル 1702億円

1985年にアメリカオラクル・コーポレーションの日本法人として設立された会社です。データベースソフトの日本でのシェア率は40%以上を誇っています。

IT業界で最も称賛される企業、クラウドビジネスへの転換を目指すために、2020年までにクラウド分野で日本一を目指す「VISION2020」を掲げました。

ソフトウェア業界が抱える課題

大きな成長が見込まれ、将来性もあるといえるソフトウェア業界ですが、実際には大きな課題を抱えているそうです。ソフトウェア業界の現状とともに以下のようにまとめました。

人手不足

今後の私たちの生活にはITは不可欠であり、ITの技術に精通した人が必要ですが、現状として人手不足が問題となっています。

人手不足はソフトウェア業界というよりもソフトウェア業界を含めたIT業界全体で問題となっており、ニュースでよく耳にするかたも多いのではないでしょうか。「IT人材白書2018」によるとIT人材が大幅に足りていないと回答した企業の割合は過去最高にのぼり、多くのIT企業が人手不足感をぬぐえていないと感じているようです。

業界の対策として男性だけでなく女性の技術者の採用、外国人技術者の採用の増加が挙げられます。

マイナスイメージの払拭

IT技術者の仕事の満足度を図ったデータによると、プライベートの両立、労働時間に関する満足度は決して悪いものではなく、職場の環境は比較的良いといえます。しかし、こういったデータとは裏腹に3K(きつい、帰れない、給料が安い)という風評がソフトウェア業界では未だに残っているのも現状です。

また、将来に対して不安を抱えている技術者も多いようです。その主な原因として挙げられるのが、変化が激しい社会に対して今持っている自分のスキルが通用するのかどうかわからないといった、変化の激しい時代ならではの原因が挙げられます。

ソフトウェア業界を取り巻く重要トピックス

ソフトウェアに対するニーズが高まり、今後の成長が期待できるソフトウェア業界。IoT、クラウド化などでさらなる発展が期待できる今後のソフトウェア業界を紹介していきます。

IoTの浸透

現在モノがインターネット化してきており、私たちの生活に大きな影響を与えています。IoTの代表例としてAppleWatchが挙げられます。

福祉分野においてIoTを活用したお年寄りや幼児の見守り、環境保全分野においてIoTを活用してCO2使用量や電気使用量を測定するなど、技術だけではなく、社会的な各種課題を解決するためのビジネスモデルのアイデアを出すことが求められます。

ビッグデータの応用

IoTの浸透に伴い、身の回りの全てのものがネットにつながると、画像や音声、位置情報などあらゆる情報がデータとして蓄積されていきます。

ビッグデータをビジネスに活用していくことはもちろん、そのためのインフラ作りとして、ソフトウェア業界各社では、次世代通信の5Gを活用したIoTとの連携や、膨大なデータ量を取り扱える分析ツールの開発、AI(人工知能)の活用などの取り組みを進めています。

世の中的に需要が高まると予測される分野で、ソフトウェア業界が大きく成長する足がかりとなることが期待されています。

テクノロジーの進化と業界の発展に注目してみよう

業界規模としては、さらに大きくなっていくことが見込まれるソフトウェア業界。

しかし、人材不足といった課題を乗り越えなければ競争に勝てず淘汰されてしまうのも事実です。

また、AI(人口知能)やビッグデータ、IoTといった新たな技術が次々に登場し、各社がこうしたテクノロジーをどう収益化していくかが、今後の業界内の優劣を決めるポイントになるでしょう。

ソフトウェア業界はテクノロジーの進化と切り離して考えることはできません。業界のことをより理解したい方は、日頃からITや技術関連のニュースに注目してみてはいかがでしょうか。

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