個人年金保険とは?加入すれば老後は安心?メリット・デメリットを紹介

決定

 

みなさんは年金と聞くと公的年金をイメージされる方がほとんどだと思います。

 

公的な年金は積立というよりかは、年金を受け取る権利を納めるという方が適切な仕組みです。

 

しかし、国の年金だけでは老後の生活が不安だから、他の方法で積み立て・貯蓄していきたいとお考えの方も多いと思います。

 

実際、老後の夫婦の平均的な生活費と年金の平均受給額を比べると、マイナスになってしまいます。

 

そこで公的年金の他に自分で年金を積み立てていく方法の一つが。「個人年金保険」です。

 

今回は、個人年金保険の概要とメリットやデメリットを詳しくご紹介していきます。

 

そもそも個人年金保険とはどんなもの?5つのパターンをご紹介!

計画

 

個人年金保険とは、簡単に言えば一般的には60歳とされている保険料の払込期間に保険料を納めることによって、契約時に設定した年齢に達した時点から一定の期間、または一生涯にわたって、年金を受け取ることが出来る貯蓄型の保険制度です。

 

仮に保険の振込中に年金の受取人の方がなくなった場合には、遺族に対して死亡給付金として納められた保険料が返ってくる仕組みになっています。

 

この個人年金保険には大きく5つ種類があります。

 

これからそれぞれの違いをご説明していきます。

確定年金

まずご紹介するのが、確定保険です。

 

これは、年金受取人の生死にかかわらず、決められた期間になると年金が受け取れる個人年金となっています。

 

仮に受取人の方がなくなってしまった場合には、代わりに遺族の方に年金が支給されます。

 

商品のラインナップが豊富で、退職から公的年金支給年齢までの期間のつなぎ目を埋める手段として活用されることが多くあります。

終身年金

終身年金は年金の受取人の方がご存命の期間であればいつまでも受け取ることが出来る年金です。

 

保険料は若干高めですが、長生きすればするほど生涯を通して受け取ることのできる年金総額は大きくなります。

 

その反面、早くなくなってしまうと、遺族に代わりに支給されることもないので、結果的に損をしてしまうケースもあります。

有期年金

10年や15年といった期限を設けて、年金受取人が生存している場合に年金を支給するのが有期年金です。

 

満額受け取ることが出来れば、年金額は確定年金よりも多くなりますが、早く亡くなってしまうと元本割れのリスクもあります。

 

有期年金はこれらの個人年金の中でも保険料が安いという特徴があります。

 

変動個人年金

変動個人年金は、保険会社が納められた保険料をもとに、実際に運用を行い、その実績に応じて支給額が変化する年金です。

 

保険会社の運用がうまくいけば支給額は増えますし、反対に運用がうまくいかなければ支給額は減ったり、元本割れしてしまいます。

 

先ほどまでの物とは異なり、自分以外の事情で支給額が減ってしまう事からか、それほど利用は進んでいません。

 

外貨建て年金

ドルやユーロなどの外貨で積立金の運用を行うのが、外貨建て年金です。

 

売買益などから高いリターンが得られる反面、為替レートの動向によっては損をする可能性もあります。

 

また付随して為替手数料などの追加的なコストもかかってしまうことも注意が必要です。

 

個人年金保険のメリットとデメリットはどんなところ!?

メモ帳

個人年金保険のメリット

では、故人年金保険にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

 

ここではさきほどの5つの分類ではなく、広く個人年金保険全体のメリットを2つご紹介します。

 

  • 貯金が苦手な人でもコツコツ貯蓄ができる

 

なかなか貯金をコツコツ続けるのは難しいですよね。

 

手元にお金があるとみなさん使ってしまったり、使いたい衝動に駆られてしまうことは往々にしてあると思います。

 

しかし、個人年金保険に加入すると定期的に口座からお金が引き落とされることとなります。

 

ですから自分が無意識のうちに貯蓄が完了するので、貯金が苦手で続かない人でも大丈夫です!

 

  • 節税対策にもなる

 

個人年金保険の保険料の支払い分は、「個人年金保険料控除」を受ける対象ともなります。

 

保険料の支払額は、所得税や住民税を計算するに差し引かれるので、節税効果があります。

 

ただし、保険料の支払が10年以上にわたる必要があるので、多くの方は振込期間を10年や15年に設定するようです。

個人年金保険のデメリット

当然ですが、個人年金保険は万能な手段ではありません。

 

個人年金保険には注意するべき2つのデメリットがあります。

 

  • 途中で解約すると元本割れをする恐れがある

 

振込期間の途中で保険を解約してしまうと、それまでに支払った保険料よりも少ない金額しか戻ってこない可能性があります。

 

せっかくコツコツ積み立てをしても、事情によって解約せざるを得ない状況になると損をする可能性もあります。

 

  • インフレによって資産の目減りがおこる

 

運用利率が確定型の場合には、将来的に受け取る年金額は契約時に確定しています。

 

保険の振込期間中や受給の最中に大幅なインフレが生じた場合、受給金額自体は変わらないので、実質的な貨幣価値は下がってしまいます。

 

こちらは現金として預金していても起こり得るものなので、ある程度は仕方ありませんが、長期で運用する以上、物価変動は意識するとよいですね。

 

 

 

個人年金保険の申請手続きはどうすればよい!?

ノート

まずは年金の種類を決定しましょう

先ほどご紹介したように、個人年金保険には5つの方法があります。

 

安定して年金を受け取りたい方→確定年金

 

長生きしてより多く受け取りたい方→終身年金

 

安く保険料を抑えたい方→有期年金

 

多少のリスクがあっても受給額を増やしたい方→変動個人年金 or 外貨建て年金

 

と簡単に目的別の選ぶべき年金の種類は分けられます。

 

期間を設定しましょう

保険の種類が決まったら期間を決定しましょう。

 

終身保険などの場合には受給は一生涯にわたりますが、有機保険などでは10年間や15年間などの期間を設定する必要があります。

 

他の保険プランと比較する

自分の目的に合ったプランであっても、それが最善のプランとは限りません。

 

個人年金保険を決定する際には、各プランの返戻率を計算し、比較する必要があります。

 

保険の返礼率は以下の数式で計算します。

 

年金の受取総額÷保険料の支払総額×100
 

 

返戻率が大きければ多いほど、その保険に入るメリットは大きいという事になります。

 

ただし収益性の裏にはリスクもつきものなので、ぜひその点は注意をして比較しましょう!

 

支払方法を決定しましょう

いざ加入するプランが決まったら、支払い方を設定します。

 

一般的に年払いの方が保険料は抑えられるので返戻率もよくなります。

 

プランと支払方法が決まったら保険会社へ申込み!書類やインターネットでOK

もちろん各社の窓口で接客を受けながら加入することも可能ですが、最近では郵送やインターネットでも契約が可能です。

 

手続きが完了すると、一定期間後に年金証明書が送られてきて、やるべきことは完了となります。

 

公的年金以外に老後資金を準備する方法は!?

カフェ

 

公的年金や今回ご紹介した個人年金保険以外にも、老後の資産を準備する方法はあります。

 

その一例として、今回はideco(イデコ)をご紹介します。

 

iDeCoとは「個人型確定拠出年金」の英語の略称です。

 

年金と名前についている通り、自分で毎月一定額の掛け金を積みたてて投資信託などで運用し、老後に年金として受け取る仕組みになっています。

 

ですからidecoも年金の一種ということになります。

 

idecoは毎月最低5000円から積み立てが可能で、20歳以上60歳未満の方が対象となります。

 

idecoを利用すると以下の二つのメリットがあります。

 

  • 運用益は非課税

 

一つ目のメリットは、投資によって発生した運用益が非課税になることです。

 

その非課税になる期間は運用をしている全期間に及びます。

 

  • 毎月の掛け金として拠出した分の所得控除が受けられる

 

二つ目のメリットは毎月の拠出金がそのまま所得控除の対象になり所得税や住民税を減らすことができることです。

 

節税額の目安は以下の表を参照してください。

 

公務員・会社員 自営業
掛け金の上限額 1.2万円 6.8万円
年収別の年間節税額
年収500万円 2.16万円 12.24万円
年収700万円 2.88万円 16.32万円
年収950万円 4.32万円 24.48万円

 

節税効果のためにいくらでもidecoを利用できるわけではないということには注意しましょう!

 

とはいえ、低金利の時代にこれは非常に大きなメリットなのではないでしょうか?

  • 受取時も非課税

 

60歳を迎えた後の年金の受取時であっても、「公的年金等控除」や「退職所得控除」を利用することで非課税にすることができあます。

 

おわりに

ポイント

今回は、個人年金保険の概要や手続きの手順、メリットやデメリットをご紹介しました。

 

公的年金は少子高齢化の中でそれほど期待が持てない以上、自分の力で老後の資産形成をしていく力が求められています。

 

ぜひ、投資や資産運用、貯蓄型保険などを広く検討して、ご自身に合う運用の方法を見つけてみてください!