共済とは何?保険との違いやメリット・デメリットを解説

ヒント

よくテレビCMで聞く「共済」という言葉ですが、正確に説明できる人は少ないんじゃないでしょうか?

そもそも共済とは何かわかってない人も多いと思います。

「なんとなく保険のようなもの」という認識の人もいらっしゃるかと思いますが、その認識は半分正解といったところです。

今回は共済とは何かということから、共済と保険の違いや共済に向いている人・向いていない人など、共済について徹底的に解説していきます。

共済と保険のどちらも知っておっくことで、人生で自分に合った選択ができるようになります!是非参考にしてください。

POINT!

  • 共済とは何かわかる!
  • 共済と保険の違いを具体例とともに紹介!

共済とは

共済とは、組合員の相互扶助制度のことです。

共済は地域や職域で設けられているものが多く、組合員が一定の掛金を払い、何かあった時に組合員全員で、助け合うという考えのもと運営されています。

共済と保険は、根拠となる法令や監督官庁が違うだけで、形態自体は同じようなものです。

共済の種類と主な運営組織

共済の保障分野は大きく人・家・車の3つ

共済には大きく分けて3つの共済があります。

  • 人に関する共済:病気やケガに対応。
  • 家に関する共済:自然災害や火災に対応
  • 車に関する共済:自動車事故に対応

有名な共済にはどんなものがある?

共済には大規模なものから小規模なものまで、様々なものがあり、保障内容も違います。

ここでは、皆様も一度は聞いたことがあるような共済を紹介します。

  • 全労済

正式名称は、全国労働者共済生活協同組合連合会といい、全国誰でも加入することができます。

最大の共済組合で、取り扱う商品も幅広いです。

  • 都道府県民共済

居住地か勤務先の都道府県民共済に加入することが出来ます。

ただ、山梨県・福井県・鳥取県・徳島県・高知県・佐賀県・沖縄県の8県には、と同県民共済はありません。

  • COOP共済

COOPとは、生活協同組合(いわゆる生協)のことです。

居住地のCOOP組合員になることで、COOP共済に加入できます。

  • JA共済

皆様ご存知JAは、農業協同組合のことで、主に農家の方が対象です。

ただ、農家でなくても、準組合員としてJA共済に加入することはできますよ!

これらの4つの共済は、全国規模で展開してい居ることから、4大共済と言われることもあります。

共済と保険の違い

事業形態としては保険と似ている共済ですが、実は明瞭な違いがあります。

根拠法令・監督官庁が違う

内容に関する違いではないのですが、これが最大の違いといってもいいでしょう。

共済と保険の根拠法令と監督官庁は以下の通りです。

全労済・都道府県民共済・COOP共済JA共済保険
根拠法令消費生活協同組合法農業協同組合法保険業法
監督官庁厚生労働省農林水産省金融庁

共済は掛金も保障額も割安

共済は保険と違い、組合員の助け合いのための事業です。そのため、保障額は保険ほど高額ではなく、同時に、掛け金も高くありません。

共済は保険に比べてコンパクトな制度なんですね。

では、共済と保険の掛金と保障額の比較を具体例でみてみましょう。

表は、lify.jpを参考に作成しました。

30歳男性の死亡保険・死亡共済の場合

30歳・男性
死亡保障額
アクサダイレクト生命
「アクサダイレクトの定期保険2」
CO・OP共済
「あいぷらす」
500万円650円750円
1,000万円1,050円1,200円
1,500万円1,450円1,650円
2,000万円1,850円2,200円
2,500万円2,250円2,750円
3,000万円2,650円3,000円
5,000万円4,250円無し
1億円8,250円無し

共済は組合員のみが加入できる

保険は誰でも加入できますが、共済は組合員にならなければ加入できません。

組合加入の条件は共済によって異なりますが、特定の地域に住んでいる人、特定の職業についている人、といった条件があります。

共済のメリット3点

共済には、共済ならではのメリットがあります。

保険では得られないメリットもありますよ!

①掛け金が安い

共済は保険ほど掛金が高くないです。

月々1000円ほどから加入できるため、気軽にはいれるものが多いですね。

また、共済は終身保障のものが少ないので、それも気軽に加入できる理由の一つです。

②割戻金がある

共済は、決算時に余剰金があれば、割戻金として一部が組合員に還元されます。

割戻金の有無は、その年の状況によるので一概には言えませんが、最大で掛け金の3割が返ってくることもあるそうです。

③年齢が変わっても掛金が一律

共済の中には、年齢によって掛金が変わらないものが多いです。

保険は普通、1歳年を重ねるごとに保険料が変わるので、それに比べて、共済は見通しをきかせやすいといえるでしょう。

共済のデメリット3点

メリットも大きい共済ですが、デメリットもあります。

①保障金額が少ない

掛金が少ないことの裏返しですが、共済は保障金が少ないです。

掛金が小額なので、仕方がないですが、大きな病気や死亡したときなどは、保障額が少なく感じられるかもしれません。

②若い人は掛け金が相対的に割高になる

先ほど、メリットのところで、掛金が年齢に関わらず一定だと紹介しましたが、これは年齢によってはデメリットにもなります。

高齢の方と若い方の病気のリスクを比べると、もちろん高齢の方のほうが病気になるリスクは大きいです。つまり、保障金をもらう確率は、若い人より高齢の方のほうが高いということです。

このため、共済制度は、高齢の方の保障金を、若い人が一部肩代わりするような構図となっています。

③商品数が少ない

共済は保険に比べると商品数が少なく、自分に合ったカスタマイズがしづらい面があります。

例えば、共済は保険に比べて、積み立てができる商品が少ないです。

貯蓄を同時に行いたいのであれば、保険の終身保険を選んだほうが良いかもしれません。

基本的に共済は複数の保障がセットになっている商品が多く、特定の病気などの保障だけが欲しいという人には向かない場合もあります。

共済はどんな人に向いている?

では、どのような人が共済に向いているのでしょうか。

大きな保障が不要な人

これといって大きな保障はいらないけど万が一に備えたい人に共済は向いています。

例えば、子供が独立した夫婦は子供のために加入していた死亡保障が不要になるケースがあります。死亡保障は掛け金も高いものが多いので、そこまでの保障がいらなくなったのであれば、手軽な金額で幅広い保障を受けられる共済がおすすめです。

他にも若い独身者など保険が不要な人にも向いています。

経済的に保険料の支払いが難しい人

共済保険は民間保険と比べると保険料が安いため、高額な保険料を支払う余裕はないけれど、将来何からあった時のために保障に入っておきたい人にも向いています。

また、掛け金も一定なので値上がりの心配もありません。

加入中の民間保険+αで保障をつけたい人

既に他の保険に加入していて、プラスアルファで保障が欲しいという人には、掛金が安く、気軽にはいれる共済はおすすめです。

また、中年層以上の人にとって、共済の掛金は金額より、実質的に安くなります。そういった人にも負担が少なく加入できる共済は合っているといえるでしょう。

共済と保険、自分に必要な保障を考えて選択しよう

今回は共済の基礎知識を、実際にどれぐらいの保障額がもらえるのかといった具体例を交えながら紹介しました。

共済か保健か、どちらに加入するかはあなたの人生設計次第ですので、より自分が有効活用できる法を選びましょう。もちろん両方利用するというのもありですよ。