今月もアメリカの独立格付け会社Weiss Ratingsから最新の仮想通貨の格付けランキングが発表されました。
これまでこの仮想通貨の格付けは4回目を迎え、今では投資家たちにとっては貴重な情報となっています。
今回の仮想通貨格付けの対象となったのは全78種類で、2月17日版からの増減はありませんでした。
また全体の半数近くの仮想通貨にマイナス評価、約3割が現状維持の評価をされるなど、かなり厳しい評価が下されたようです。
今回はそんな全78種類の仮想通貨の格付けを紹介するととともに、今後注目すべき仮想通貨についても紹介していきます。
また、2018年1月の格付け一覧と2月2日の格付け一覧、2月17日の格付け一覧はそれぞれクリックをすると見ることができるので、気になる方は合わせてチェックをしてみてください!
Weiss Ratingsは仮想通貨の格付けだけでなく、仮想通貨に関する見解を示した緊急討論会も実施したので、そもまとめについては下のリンクをぜひ参考にしてみてください!
Weiss Ratingsの緊急討論会まとめ!
仮想通貨の格付けの評価の基準は!?
1.リスク(Risk Index)
期間中における相対的、絶対的な価格変動を観測。
その結果、最高値からどのくらい値下がりしたかなど、価格変動の大きさから価格の下落リスクを予測します。
2.リワード(Reward Index)
投資をすることで、どれだけの収益が得られるか。継続的に価格が上昇しているか。
ベンチマーク(ビットコイン)と比べてどれだけのプラスのリターンが期待できるか。
3.テクノロジー(Technology Index)
匿名性、ガバナンス、バージョンアップへの対応、電力消費量など技術的な評価
スケーリングへの対策、他のブロックチェーンとの互換性。その他の技術的な強み、弱みなど。
4.ファンダメンタル(Fundamental Index)
決済スピード、ネットワークの安全性、非中央集権性、人々に広く受け入れられているかなどを評価。
開発者の参加程度、ネットワークのキャパシティー、市場の流動性なども考慮します。
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2018年3月の仮想通貨格付けを紹介!!
前回からプラス評価になった仮想通貨は赤字、マイナス評価になったものは青字、有名どころの仮想通貨は太字で表しています。
Aランク
今回の格付けでは該当する仮想通貨はなし
B+ランク
リップル:Ripple(XRP)
Bランク
今回の格付けでは該当する仮想通貨はなし
B−ランク
ビットコイン:Bitcoin(BTC),EOS(EOS),NEO(NEO),Steem(STEEM),
C+ランク
BitSheres(BTS),Cardano(ADA),Dash(DASH),Decred(DCR),イーサリアム:Ethereum(ETH)
IOTA(IOT),ライトコイン:Litecoin(LTC),RailBlocks(XRB),Stellar(XLM),
Cランク
Ark(ARK),Asch(XAS),EthereumClassic(ETC),ICON(ICX),Komodo(KMD),Lisk(LSK),Monero(XMR),
NAVCoin(NAV),ネム:NEM(XEM),Nexus(NXS),PIVX(PIVX),Vertcoin(VTC),Waves(WAVES),
Zcash(ZEC),ZenCash(ZEN)
C−ランク
Aeon(AEON),Ardor(ARDR),Black Coin(BLK),
Burst(BURST),GyteballBytes(GBYTE),Bytecoin(BCN),CloakCoin(CLOAK),
Counterparty(XCP),Feathercoin(FTC),I/OCoin(IOC),Nxt(NXT),Peercoin(PPC),
Qutem(QTUM),Shift(SHIFT),Stratis(STRAT),Syscoin(SYS),Ubiq(UBQ),
Verge(XVG),XTRABYTES(XBY),ZCoin(XZC)
D+ランク
Bitcoin Cash(BCH),Bitcoin Gold(BTG),DigiByte(DGB),DigitalNote(XDN),Dogecoin(DOGE),Einsteinium(EMC2),MetaverseETP(ETP),
Neblio(NEBL),Pura(PURA),ReddCoin(RDD),Skycoin(SKY),SmartCash(SMART),Viacoin(VIA),WhiteCoin(XWC),
Dランク
GameCredits(GAME),Namecoin(NMC),
D−ランク
Gulden(NLG),PotCoin(POT),Rise(RISE)
E+ランク
Electroneum(ETN),
Eランク
Auroracoin(AUR),Expanse(EXP),Matchpool(GUP),Novacoin(NVC),SaluS(SLS),
E−ランク
CyberMiles(CMT),Megacoin(MEC),Quark(QRK)
大きな注目点としては、ビットコイン・リップルといった影響力の強い仮想通貨の評価が上がったというところですね。
特にリップルに関してはC+ランクからB+ランクへと大幅なランクアップを果たし、格付けトップに躍り出ています。
仮想通貨長者番付!仮想通貨で一番お金持ちなのは誰?
注目の仮想通貨は!?今回は2つをピックアップ!
ネオ:NEO(NEO)
ネオは中国誕生した仮想通貨で、もともとAntshares(アントシェアーズ)という名称で取引されていましが、2016年6月に現在のネオ(NEO)へと改称されました。
大きな特徴はスマートコントラクトを備えていることから、しばしば「中国版イーサリアム」とも呼ばれています。
総発行量は1億NEOで、日本の取引所では直接扱っていないため、Binamceなどの海外の取引所を必要があるので注意しましょう!
ライトコイン:Litecoin(LTC)
ライトコインは2011年10月に開発された、ビットコインについで2番目に長い歴史を持つ仮想通貨です。
「ビットコインは金でライトコインは銀」と例えられるように、ライトコインの特徴はビットコインをより扱いやすくした、という点にあります。
まず、処理速度を向上させビットコインの場合10分を要した送金処理をライトコインは4分の1の2分半で可能にしました。
これに伴い発行量はビットコインの4倍の8,400万枚に設定されたため、コインの値動きはビットコインとかなり類似したものになるように工夫されています。
ビットコインは資産としての運用など用途としている一方で、ライトコインは日常生活での決済手段を用途にし、開発されました。
こうした迅速な処理が可能となった一方で、マイニングが比較的容易となり、セキュリティーの面ではビットコインにやや劣ってしまうという弱点もあるのです。
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まとめ
今回の仮想通貨の格付けはいかがでしたか!?
これから投資を行う指針にするのはもちろんのこと、自分が持っている仮想通貨の安全性や将来性を図るツールとしても、この格付けは有効なのではないかと思います。
しかし、投資を行うのはあくまで自己責任なので、投資を行う際にはしっかりとリサーチをしてから行うことを徹底しましょう!
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